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東大生の親についての異論

2021-02-19 06:58:59 | 日記
世間で東大生の親は世帯所得の平均値が高いというデータが良く使われる。
格差が世代を超えて連鎖して増幅している一つの論拠として挙げられるケースが多いようだ。
裕福な家庭だから恵まれた教育環境で育つ、それが知性を高めるのに有利だから東大に入りやすい。
つまりは不公平だという。
そして、経済格差が教育格差につながらないためには、貧しい家庭に広範囲に経済支援が必要と言う論理だ。
そんな論理に敢然と挑戦する、USJをV字回復させたマーケターの森岡毅氏の論が興味深かった。

◆真の格差は知力の格差である
 東大生の親の平均世帯年収が多いのは、東大生の親の知力が高いからだ。
 知力の高い人が社会で成功して、似たような知力の高い相手と結婚し、
 その世帯が高い知力のおかげで平均よりも稼いでいるということだ。
 そしてその子供も親の遺伝子のおかげで知力が高く生まれる確率が高いということだ。
 高収入によって後天的に恵まれた教育環境が子供にとってプラスなことはあるだろうが、それは副次的であって本質ではない。
 つまり経済格差は原因ではなく知力の格差がもたらした結果に過ぎないのだ。
 「覚えておいた方がいい。資本主義とは無知であることと愚かであることに罰金を課す社会のことである。」

 なるほどと思わされる論理です。
 だとすると、経済格差よりも残酷な生まれつきの知力の格差は黙って受け入れるしかないのでしょうか。
 その対処法や処方箋まで示していただきたかったです。