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貧困と気づき

2022-04-03 06:38:25 | 日記
おいらには経験がないのだが、本当の貧困とはそれはそれは厳しいものらしい。
というのは、貧困というものはその他のあれこれ全てを覆いかぶせてしまうものだからだ。
つまり真の貧困であれば、生きていくためにはその他の全てを放棄したり犠牲にしたりしなければいけないということだ。
それは一般的な常識であったり、信頼関係であったり、夫婦の貞操であったり、家族の愛情であったりでさえある。
だが、そんな貧困に正面からぶつかった男がここにいた。
フランスの小説家であるアルベール・カミュだ。

◆貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった
 太陽と海は決して金では買えなかったから。
 戦争で父を失ったカミュは、極貧生活をおくったそうだ。
 さらには、フランス・パリがヒトラーに占拠されるという状況だった。
 しかし、アルジェリアの美しい海とさんさんと輝く太陽は、誰かがお金を払って所有物に出来るものではない。
 貧乏であったがこそ、お金で買えない価値あるものに気づいたのだ。
 大変だと悲観的に見るのではなく、今あるものを肯定的に受け止めて、そこからスタートすることが大事なのだと気付かされる。

 凡人にとって、そこまでの達観はなかなかに難しいとは思います。
 それでもなお、逆境からの脱出を夢見て努力することは必要なんだなと感じました。
 今あるものを肯定的に見るですか、生き方のコツを教えられた感じです。