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厳冬期の魚たち

2022-04-22 06:33:38 | 日記
桜シーズンも終わったこの時期では、季節外れの話題なのかもしれません。
地球温暖化の影響なのか、単なる暖冬続きなのかは分かりませんが、この地域の湖沼は冬季でも全面結氷が発生しなくなりました。
もう少し高地の諏訪湖(少し前に旅行した)でさえ、御神渡りの観測がされなくなっているようです。
そんな現状認識はさておいて、ふと考えたことは、湖沼が結氷した折にそこに住む魚たちはどうしているのかということです。
それをちょっと関心をもって調べてみると、生物学的に・物理学的にうまくバランスがとれているようでした。

◆厚い氷の下でも魚はわりと元気に泳いでいる
 居宅内で暖房をつけると、暖かい空気が上に上がってしまい、足元が寒いなんてことはよくある。
 だから最近では、サーキュレーターで強制対流を発生させて省エネにつなげている家庭も多いことだろう。
 あるいは風呂を沸かして、表面が熱くなったので入ったら、底の方はまだ水に近い状態だったなんてこともある。
 空気も水も、その温度が上がると膨張して軽くなり上に上がる性質があるからだ。

 ところが、冬の湖沼の水は、表面よりも底の方が温かいということらしい。
 魚たち、コイなんかがいい例だが、冬の間底の泥の中で水が温んでくるのを待っているらしい。
 そういえば、遠い昔に物理で学んだはずだ。
 水には不思議な性質があって、4℃の状態が一番体積が小さい=重い状態になるのだ。
 その結果、厳冬期の湖沼の底は、4℃前後の水で満たされることになるそうだ。
 だから、湖沼の表面がいくら結氷しても、魚たちは元気で泳いでいられるらしい。
 むろん、4℃という人間よりも低い温度でも活動できるように生物学的に進化をしてきたということでもある。

 →そうだったのか、昔理科だったか物理だったかで学んだことがひとつ現実に繋がったような気がします。

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