普段使いをしていると、それが当たり前のモノになるものだ。
そんな一つに、名古屋駅がある。
それはJRではなく、名古屋鉄道(名鉄:めいてつ)の名古屋駅だ。
◆上下線合わせてわずか4ホームだ
東京駅はどうだろう。
山手線・京浜東北線・中央線など7路線があり、それぞれ別のホームではないかな。
JRの名古屋駅も同様だ。
中央線・東海道線・関西線等があり、新幹線を除いても13ホームあり、乗降客をうまく捌いている。
ところが、名鉄の名古屋駅には、上下線合わせて4ホームしかない。
しかも2番3番ホームは、同一の島式のホームだ。
1番ホームでは、北方向の列車すべてを捌く、岐阜・犬山・津島等だ。
4番ホームでは、南・東方向のすべてを捌く、豊橋・中部空港・半田等だ。
ラッシュ時には、1時間当たり28本の列車が発着する、およそ2分間に1本だ。
そして、その工夫がこうだ。
上下線とも降車は2番・3番線ホーム。
その後1番または4番から乗車するのだ。
しかも行先により、停車位置が微妙に変更されていて、乗客は行先表示の場所で列車を待つ。
だから、岐阜に行きたいときはその場所で待てば、犬山方面や津島方面行の列車はそこからずれて停車するので、乗れないのだ。
もはやこれも、観光資源のひとつではないかと思うおいらです。
この芸術的といも言える捌きを、一度じっくりと観察していただきたいものです。
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