つぶやき、遊び・仕事・日常

一日の出来事のあれこれを雑多に記録していきます

地上げ

2023-11-20 06:42:36 | 日記

「地上げ」という言葉をよく聞く。

その多くは、あまり良いイメージではない。

強引に、土地を取りまとめる印象だ。

だが、こういう話を聞くと、前向きに考えてもいいのかもしれない。

 

◆質素な生活が快適な生活に変わった

 おいらと同じ名古屋市内に住む友人だ。

 彼は、幼くして父を亡くし母との二人暮らしだった。

 そして、彼自身はフルタイムの正社員だが、母はパート勤務だった。

 幸いなことに、経緯は不明だが、自宅はわずかな土地建物(古屋)とも自己所有だった。

 そんな彼の日当たりの悪い不便な自宅が地上げの対象となったのだ。

 

 その土地を含め周辺一帯で、マンション建設計画が持ち上がったようだ。

 当初は、それに応ずる気持ちはなかったそうだ。

 だが具体的計画になるとそれは、「等価交換」という制度で、税金がかかることなく、

 古屋とその敷地が、近代的な3LDKのマンション2室に変わるという。

 それでも難色を示すと、+300万円を出すのでそれで引っ越しや仮住まいの費用としてくださいとのこと。

 なので、それに応じたそうだ。

 結果は大正解で、日当たりの悪い古屋が、近代的なキッチンをもつ3LDKのマンションの一室に変わり、

 もう一室は賃貸に出し、月間10万円ほどの賃料収入が得られているという。

 ここで得られる知見とは、「振り込め詐欺」等は警戒しなければなりませんが、

 やはり他人からの提案は、じっくりと検討して、その可否を判断すべきなようです。

 

 

 


世の中の重荷

2023-11-19 07:01:45 | 日記

人生を過ごしていると、いろいろな問題に突き当たるものだ。

俳人正岡子規は、それを「人生の重荷」と称し、それについてこんな句を詠んでいる。

たしか彼は、「坂の上の雲」にも登場していたな。

愛媛は道後温泉の近くの出身らしい。

 

◆人生とは誰しも重荷を背負って歩くものかもしれませんね

 たしか、徳川家康も似たようなことを言っていたはずだ。

 「世の中の重荷おろして昼寝かな」

 彼はこの時、結核を病んでいて、定期的に不調となったり吐血したりしていたようだ。

 だから、我々のようにちょっとした悩みは脇において、のんびりと昼寝をするというものではない。

 当時は不治の病の結核だ、いくら願ってもおろすことのできない重荷なのだ。

 そんな重荷をおろすというのは、願望でしかない。

 

 翻っておいらたちはどうだろう。

 たしかに悩みの一つや二つは誰にでもある。

 だが、それらをおろして昼寝することならばできる。

 子規と比べれば、なんと幸せなことか。

 それは、しっかりと人生を生き続けなければならないという意味や役割なのかもしれない。

 

 


マーケティング理論

2023-11-18 06:56:04 | 日記

おいらたちが生活するこの社会の経済活動は、おおむね「売りと買い」で成り立っているはずだ。

それについて、理論を学んだことのないおいらなのだが、世相を鑑みながら勝手に考察してみた。

 

◆「松竹梅」の品揃えが一般的

 最も販売したい商品を「竹」として、それよりも高価な商品を比較対象の「松」として並べることで、

 比較廉価な「竹」を販売しやすくするのが基本のようだ。

 さらに、合わせて廉価な「梅」で、需要を下支えする。

 買おうかどうか迷っている人に、この価格ならば買おうかなと決心させるのが「梅」という訳だ。

 

 だが、最近ではこの一般的なマーケティング理論からはかけ離れた戦略が奏功しているという。

 というのは、富裕層の購買力を当てにする戦略が勃興しているからだ。

 金融資産5億円超の超富裕層、同1億円以上の富裕層でも、現役世代は財布のひもは固いものだ。

 だが、それらの人々も70歳を越えると心境は変化するものだ。

 なぜならば、男女とも寿命は80幾歳で、その健康寿命は引くところの7~8歳だ。

 だから70歳を越えれば、今お金を使わなければあの世には持ってはいけないということ。

 

 するとどんなことが起きるのか。

 物やサービスの購入場面で、「松竹梅」の選択肢があれば、必ず「松」を選択する人々が多くいる。

 だから売り手は、従来の「松竹梅」理論に捉われずに、さらに上位の「桐」等を品揃えすべきなようです。

 これにより、売り手の収益は上がるし、顧客の満足も向上するのですから。


長期的な視点

2023-11-17 06:34:02 | 日記

京セラ創業者の稲盛和夫氏と心理学者の河合隼雄氏との対談から。

幸福になるためには、「人生を長期的な視点で見ること」が有益だそうだ。

そしてその長期的に見るとは、驚くなかれこういうことらしい。

 

◆そこには宗教観や哲学も含まれているかもしれないが

 「現世で苦労をされて、他に善かれしと願うような生き方をした人は、

  私は、来世では素晴らしい人生を送っていると思うのです。」

 「人生は、死んでからのほうが、長いのですから。」

 

 そうなんです。

 長期的な視点とは、この世のことだけではなく、あの世のことも含めてのことだったのです。

 人生は死んでからのほうが長い・・・

 現世よりも、その後の世界の方が時間的に長いのであれば、この世で多少自己犠牲を払ってでも、

 周囲の人を助けるような生き方もいいかもしれません。

 おいら自身は、宗教心はあまりないのだが、このお二人の対談には頷かされる。

 

 死後の世界について考えることは、人生に深みをもたせることにもなるそうだ。

 時はちょうど秋の夜長だ、ちょっと死生観というものを考えてみるのもいいかもしれないな。


保険金請求

2023-11-16 06:34:56 | 日記

おいらに、普通の人は一生にそう何度もないだろうこの保険金請求事象が発生した。

今日は、そのことについて報告しておこう、皆さんはあまり興味がないかも知れないが・・・

それは四国お遍路の旅行中の、単発の旅行傷害保険についての出来事だ。

 

◆わりと簡単でした

 保険金請求対象と思われる事故を保険会社に連絡した折には、嫌になるくらいにずいぶんと質問を受けた。

 だが、それをクリアして、事故番号を得ればあとは割とスムーズのようです。

 保険会社からは、保険金請求に関する資料やら説明書やら請求書等が送られてくる。

 随分と分厚い資料だ。

 だがよくよく読み進めてみると、不要なものばかりだ。

 事故はあっても、入院はしていないし、手術もしていない、後遺障害もなさそうだ、

 そして保険金請求額も30万円に未達なので、医師の診断書も不要だ。

 

 要は、保険金請求書と、治療状況説明書(何回医療機関に通院したか)を提出すればいい、

 そしてそれは、ウエブで行ってもよいのだ。

 被保険者の中には、この通院履歴を水増しする人もいるかもしれない。

 だが、そんな人をあぶりだす手間も保険会社のコストとなってしまう。

 だから、請求申告を受ければ保険会社は粛々と黙って支払うようだ(一定金額以下)。

 それで多くの方々がハッピーなのだが、ウエブでも可能な割には、

 アナログ請求はあいかわらず印鑑を鮮明に捺印するようにとはちょっと笑える。

 

 →保険会社も請求は黙って支払ったほうがコストは安いということなんでしょうね。

  それでも社会正義は必要なので、一定金額(30万円かな)以上は、ちょっと厳しいようです。