YとYの日々

Yuyuの日々の出来事と、時より登場するYoyoの交換日記のようなブログです

山道で巨大クマにバッタリ出会うと!

2024-10-01 06:38:48 | ささやかなこの人生
山道で巨大クマにバッタリ出会いました。


誰も歩かない、八幡平の旧登山道

私はクマタカを探していたので、鈴も付けずに歩いていました。

そうしたら向こうから、巨大クマがやってきました。


距離20mですが、相手は下を向いて餌を探していたので、まだこちらに気がついていません。


私は、このクマのテリトリーを歩いていました。

手の大きさから、3本の爪で私の手のひらに相当するようです。
(木道の傷からすれば、クマパンチ一発で、私の顔半分は無くなるでしょう)

これは、別のクマにバッタリ出会った時の画像ですが、大きさはこの倍以上はありました。

今まで出会ったツキノワグマでは、これほど大きいのを見たことがありません。

まず、とっさにレンズキャップを外しました。
そして、カメラを構えました。
・・・が、シャッターを切れませんでした。
(自分の生命を考えて行動できるまで大人になった自分に感心しました)


やれやれ、クマったクマった・・・


シャッター音に気がついてクマが顔を上げたら、クマからはこの位置に私の姿が見えたでしょう。


で、どうしたか!

腰を屈めて3歩下がると、起伏でクマから見えなくなりました。

このまま手だけを伸ばしてシャッターを切る・・・やめておこう。

さらに腰を屈めたまま下がって身を隠す。


で、クマにこちらの存在を(こちらの姿が見える前に)示さなきゃ。
咄嗟に「くまさ〜ん!」と思いましたが。
あれ? これじゃクマを呼んでいる?
笑うな・笑うな、お前の危機なんだぞ!
なんで、こんな時ってバカなことを思いつく?
そうだ指笛、「す〜〜」、しばらく鳴らしてないので音が出ない。
う〜ん、車のキーに予備の笛がついていたじゃないか、リュック開けて。
(多分、この間で数秒は経過)
「ぴーぴーぴーぴー」

向こうの立ち木がゴンと揺れて、ガサガサする音が遠ざかって行きました。

お土産に、クマさんの毛をもらってきました。


これまで、クマなんてさ、出会っても何とかなるじゃん、と思っていましたが・・・。
今回ばかりは、こちらが早く気がついたこと、クマが下を向いてたこと、起伏を利用して身を隠せたこと、笛で逃げてくれたこと、そのような幸運に恵まれたから助かったのでした。

もしもクマに気が付かれていたら?
鹿角で何人も命を落としている人と同じ羽目になったら?
・・・と言うことで、
もっと切実だった「生死の境目」についてのブログを書いてみました。

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