<2022年11月に書いた記事を原文のまま復刻します。>
今年7月に起きた安倍晋三元首相の射殺事件は、国内外に大きな衝撃を与えた。事件の内容についてはあらゆるマスコミが詳細に伝えたので、今さらくわしく述べる必要はないだろう。
ただし、今ここで述べたいのは、被害者である安部元首相も加害者である山上徹也容疑者も、共に「旧統一教会」の“犠牲者”だったということである。
あのような邪悪な宗教が国内にはびこっていなければ、安部氏は関係を持たずに済んだはずだし、また、山上容疑者も“家庭崩壊”の憂き目に遭うこともなかっただろう。
信教の自由は認めるとしても、怪しいと思われる宗教については今後、徹底した監視や情報交換などが求められる。また、近代国家であれば、この際「宗教法人」のあり方について徹底した議論、検討が必要だと思う。
税制上の問題などいろいろあろうが、それが近代国家の一員であるわれわれの責務だと痛感するものである。(2022年11月19日)