2月に計画していたスノーシューが都合で中止になり、今年はまだスノーシューを使っていない。
できれば日帰りで行ける新しいフィールドを開拓したいと思っていて高原山の東斜面にある八方ヶ原大間々台に注目していた。4月から5月いっぱいヤシオツツジやレンゲツツジで有名なところだ。
でも日当たりのよい斜面だし、標高は1200mあってももう遅いかもと思いつつ、3月9日、出かけてみた。
遅かった。
八方ヶ原学校平にある山の駅たかはら(標高1050m)についてみると、みごとに雪がない。
しばらくスノーシューをもっていくか悩んだが、目的地の八海山神社付近は1500mあるので雪があるかもしれないし、樹林の中なら残雪が期待できるのではないかと思い直してリュックにぶら下げて8:50出発した。
標高で50mほども登るとゆるやかな斜面になる。山道のくぼみには残雪があるが、ほかのところはもう残っていない。
このあたりは東斜面。これから南斜面に回り込むと全く残っていないかも・・・
やっぱり雪はどこにも残っていない。冬木立の森は、風を受けて梢を鳴らしている。
このあたりが平らな台地になっているのは古い火山の溶岩でできているかららしい。
大間々台の駐車場(標高1275m)に9:54到着。山の駅たかはらから約1時間だ。
このあたりはレンゲツツジの名所。レンゲツツジの株がたくさんある。
前回来たのは4月末なので、レンゲツツジの咲いているのはまだ見たことがない。
でもここは雪を期待するには日当たりがよすぎるよね。
振り返れば大入道。あそこまで上がれば間違いなく雪があるのだろうが、今日はそこまで予定していない。
駐車場から奥へと続く道も雪があるのは日陰の部分のみ。
駐車場から広い道を600mほど。ここが八海山神社への入り口であり、高原山最高峰の釈迦が岳への入り口でもある。
しばらく登ると斜面が北東向きなので残雪があった。せっかくぶら下げてきたのでスノーシューを装着。
でもさらに登っていくとブッシュがうるさくなってきたので、登山道に戻った。でもごらんのような状態。またはずしてあとは八海山神社までぶら下げて歩くことになった。
この日はよく晴れて眺望は開けていたが、風が強い割にはもやっていて遠景ははっきりしない。80kmほど先にある筑波山も確認できない。富士山はもちろん見えない。
正面には最高峰釈迦ヶ岳。今日は遠慮させていただきます。釈迦ヶ岳は2017年に大間々駐車場から登ったので。
扁平な岩が堆積した斜面を登っていく。もう少しで目的地だ。
ここが八海山神社。11:10到着。
かつては木造の祠があったが、なんと今は残骸だけが残っている。でも360度の絶景ポイントである。
念のために2017年の時の写真を調べたらちゃんと祠が写っていた。
景色を眺めながらお昼にしようとしたが、風が強くてものが飛ばされそうになる。
風下に腰掛けて、おにぎりとカップラーメン。お湯の残りでコーヒーをいただく。
手袋を外すとやはり指が冷たくて痛くなる。
八海山神社のすぐ上が矢板市の最高地点で1590m。でも展望はないので割愛。
早々に帰り支度して、11:40出発。下りは残雪がありそうな林間のコースをえらんだ。
最初はスノーシューでは急すぎるのではずして歩き、少しゆるくなってきたところから装着した。
残雪はあっても少なく、ところどころ地肌が見えていたが、気にしない気にしない。
このあたりは2月なら十分に楽しめそうだ。
大間々台駐車場に12:43戻った。神社からは約1時間。
遠く北のほうに那須の山々が見えている。花が咲けば大賑わいの観光スポットだが、今は風の音だけが響いている。
ここまで、往復で4時間弱だったが、中途半端な積雪にスノーシューを使ったので考えていた以上に疲れた。
ここはもともと積雪が少ないところなのだろう。スノーシューをやるなら2月上旬から中旬までというところか。
あとは途中までハイキングルートを歩いたが、途中から車道に出てそこを歩いて山の駅たかはらの駐車場までくだった。