一時期、道志川の谷から西丹沢にせっせと通って、檜洞丸、大室山、加入道山などに登った。
神之川林道の奥の長者舎から出発することが多かった。
何回か通ううちにもう少し奥の山を歩いてみたくなって、2006年5月に道志の森キャンプ場から入って畔ヶ丸山を往復した。
神奈川県から山梨県道志村に入ってしばらく走り、キャンプ場の案内に導かれて国道からわかれて三ヶ瀬川にの谷に入る。
車は、キャンプ場の手前にある広い駐車スペースを利用した。
キャンプ場の奥で谷は二股にわかれ、右の谷は、菰釣山に源流がある。
私は左の谷にはいって城ヶ尾峠をめざす。
水の流れも細くなるが、きれいに澄んでいる。
林道を2kmほど歩くと、林道が大きくまわりこんでいくところに城ヶ尾峠登り口の標柱がたっていた。
少し登ると展望が開け、すぐ下に歩いてきた林道の続きの部分がみえた。
しばらく尾根をたどったあと標高1100m付近から左へと斜面をトラバースしていく。
道が細い上に一部岩場をへつるところがあり、ロープが固定されている。
加入道山から菰釣山へと続く稜線上に城ヶ尾峠がある。
あたりはブナなどの広葉樹の新緑に包まれていてとてもいい雰囲気だ。
峠から東へと稜線をたどる。木漏れ日がもれるブナの林。とても気分がいい。
大界木山へと登っていく。
その後も1100mから1200mくらいの標高をゆるやかにアップダウンを繰り返していく。
かなり樹齢を重ねているらしい大木もあった。
ふとみると足元の笹に花がついている。
笹の花は60年以上の間に一度くらいしか咲かないという。そしてあたりの笹はいっせいに枯れてしまうらしい。
ミツバツツジには季節が遅いのだが、まだ咲き残っていた。
明るい緑の道がさらに華やかになった。
青空に映える。
テンナンショウ。後ピン失礼。
こちらは白いツツジ。シロヤシオだろうか。
もう少し時期が早ければたくさん見られただろう。
加入道山、大室山へと続く主稜線をはずれ、畔ヶ丸へと進む。
最後に100mほどの標高差を登りつめると避難小屋があり、その少し先が山頂だった。
標高1292mだ。
山頂は少し広くなっていて、立派なベンチもあるが、うっそうとした樹木に包まれていて展望はない。
樹高の高い立派な木が多い。
山頂から避難小屋に戻って休憩にした。ご覧のようになかなか立派なつくりだ。
小屋の中はきれいに片付いていて、真ん中にフードのついたストーブが設置されていた。
小屋のかたわらにベンチがあったのでそこで昼食。
初夏の日差しを浴びながらのんびりと休む。いい天気にめぐまれた。
今回のコースはほとんどが樹林の中の道だが、ほんの一部神奈川方面の展望が得られた。
丹沢湖の方向だと思う。右の山が丹沢湖の右岸にある権現山かもしれない。
この日あるいた稜線は上の写真のような道が続く。
初夏に歩くにはぴったりのコースだったと思う。
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