延岡の山歩人K

季節ごとの高山植物や山野草、そして彩の美しい自然にはまってしまい
写真撮りながら登山・山歩きを続けています

北アルプス・後立山連峰の盟主「鹿島槍ヶ岳」~ 思い出の百名山シリーズ 4

2013-09-28 | アルプスの山


     表題の写真は 登山当日の午後縦走中の爺ヶ岳稜線より仰ぎ見る「鹿島槍ヶ岳」

本シリーズ4回目も
夫婦で登山を初めてまだ間もないころの遠征登山
今回は「北アルプスの鹿島槍ヶ岳」です
    実登山日は、2008年9月8日~9月10日 もう5年も前になります。

   思い出の登山シリーズ 1でご紹介の「利尻山」と同年の登山で
   利尻山で味をしめて病みつきになりそうです。

鹿島槍ヶ岳「赤岩尾根コース」を登りますが・・・
   長野県の山岳ガイド「信州百名山」鹿島槍ヶ岳よりダウンロードしました。
   下の地図参照
      ↓ 地図上の黄色いラインが赤岩尾根コースです。
   


では・・・大まかな予定ですが
  1日目
    大谷原を出発~西俣出会い~高千穂平冷乗越を経て「冷池山荘」で一泊
  2日目
    山荘布引岳鹿島槍ヶ岳~引き返して~爺ヶ岳縦走~「種池山荘」で一泊
  3日目
    「種池山荘」~「扇沢登山口」に下山~宮崎までの移動

1日目
雨の中「大谷原」を AM7時に出発
この「赤岩尾根コース」はアルプス三大ばか登りに匹敵する結構手強いコース
として知られている様です





途中の高千穂平2049mで昼食(雨の中での昼食でした)
登山を始めて間もなかったので、標高2000m以上は初めての経験
↓ (もちろん飛行機以外のお話です)


↓昼食後、しばらく登ると雨がやんできました。(周りがすこし明るくなってきました)

↓その後も厳しい登りが続きます。



12時40分(昼食時間を含め、およそ5時間40分程で)「冷乗越の稜線に到着

冷乗越から、黒部川を挟んで対岸に立山連峰が望めました
特に目の前の剱岳には一際感動を覚えました
↓雨が止んでいて本当に良かった


冷乗越から右手には、今夜宿泊予定の「冷池山荘」そしてその奥には
布引岳、目指す鹿島槍はもっと右奥になります。

↓そして「冷池山荘」に到着 今日は早い時刻の到着でしたが
 山荘でゆっくりくつろいで過ごしました。


山荘にはたくさんの登山者宿泊者がいましたが
夕食後、天気予報の時刻にはTVの前は大賑わい
明日の雨の予報に皆一様にショックを隠しきれません

2日目
朝起きた時は雨は降ってませんでしたが、朝食後出発の時は雨でした
早朝から時刻を記録してませんでした登山開始

先ずは標高2683mの布引岳・山頂




鹿島槍ヶ岳は、さらに奥これから標高差206mを登るのみ
雨さえ降ってなければ快適な登山道かな~?

↓ライチョウも姿を見せてくれます


布引岳からおよそ1時間くらい要して
あこがれの鹿島槍ヶ岳頂上2889mです。
雨で何にも見えないのが残念でした。

 

雨の中単に登っただけの山「鹿島槍」から同じルートを引き返し
昼食の後は、今度は「爺ヶ岳」を目指しました。

↓登山道には「ウラシマツツジ」の赤が随所で見ごたえありました

爺ヶ岳に登り始め頃から雨も上がり、雨合羽を脱ぎました
爺ヶ岳中峰2670mの頂きへ


その後南峰頂上を経由して「種池山荘」側に下りましたが
下りの途中から、なんと青空が広がってきました

↓爺ヶ岳稜線をふり返る


↓そして右側の奥には、先ほど登頂した「鹿島槍ヶ岳」の双耳の雄姿
 はっきりすっきりみえて感動、その後これからもう一度登りたい気分になりました。

↓目の前には、ガスの中に幻想的な岩峰が浮かぶ「剱岳」

↓そして、後方には
 今登ったばかりの爺ヶ岳の素晴らしい景観


この青空、信じられません~なんでもっと早くから晴れてくれなかったものか

2泊目(今日宿泊)の種池山荘(売店)です。

夕食後には見事な夕焼け、
剱岳の神々しいまでの夕焼けシルエット

3日目
今日も良い天気
爺ヶ岳の朝焼け 左側は宿泊している山荘です。

↓そしてはるかかなたには富士山

どこの山からでも富士山が望めるとうれしいものです。

今日はもう山荘から下るのみ
扇沢の登山口に向かいます。

ここから眺めた あこがれの立山、そして剱岳
  両山に登ったのは昨年(2,012年9月)
この時、4年後に立山や剱岳に登れるなんて夢にも思ってませんでした。

心に残る懐かしい山旅でした。

 


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4 コメント

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嬉しiina~ (iina)
2013-09-28 08:59:08
山の素人が、なかなか足を踏みいれることのできない山々の記録は、興味深いものでした。
それにしても、地図にラインを残せるのですね。(驚―笑)
もっとも最近の携帯には散歩コースを地図上にラインを記録し、距離と歩数から所要時間まで残せるツールがあるようです。

iinaは、新田次郎の「剣岳」を読みながら、富山に住んでましたから生で剣岳を仰ぎ見ていました。

「悪魔の使い」「クジラ岩」「値段交渉」に目がとまりましたか。嬉しiina~。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-09-28 09:39:08
Kですが自分が経験した事のない未知の世界です。山頂での視界不良残念ですが、その後、視界も良くなり、読者にも高山の景観や感動を与えてくれ、如何にも登ったような雰囲気になるのも、構成と写真技術いいですね。

返信する
(iina)さま (延岡の山歩人K)
2013-09-28 15:38:14
鹿島槍ヶ岳登山
以前の写真を引っ張り出しながらふり返ると、実際の登山がつい最近の様に思いだされます。
雨合羽を着用して、なおかつ結構しんどいコースを登ったはずなんですが、苦しかった記憶は全くないのが自分でも不思議です。
(やはり若かったのかな?)
iinaさまも富山時代、そして立山に登った事などを思い出す引き金になったと思い、良かったです。
富山時代は、やっぱり山よりお祭りでしたか・・・特に「風の盆」良いですね


動撃集
やっぱり動画は迫力あって笑撃力が一段とアップする様です。
「体操する獅子」と「羽ばたくコンコルド」~ばかばかしくインパクトあり
「迷惑メール受信中」「トレーニング」「アナゴさん」~無条件で笑えました。
返信する
(K)さま (延岡の山歩人K)
2013-09-28 15:42:42
過分なるお褒めの言葉をいただきまして恐縮です
ありがとうございました。
アルプス系の懐の深い山々やスケールの大きさは九州では味わえないですね
以来、病みつきになり私たちは年2回くらい遠征登山に出掛けています。

また、よろしくお願いします。



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