スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ著, 三浦 みどり訳 群像社刊 2008年初版 385P。図書館の本でソフトカバー。定価は2000円+税だがamazonで見たらほぼ9千円・・・が 岩波現代文庫から再発されてて 税込み1540円だから 図書館に無くて読みたいならこちらがいい。ベストセラー1位らしいが 図書館で借りたのも待ちありで2週間。著者は1948年ウクライナ生まれで国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリスト。2015年ノーベル文学賞受賞。ここで語られる戦争って第二次世界大戦の独ソ戦なので まだ共産主義のソ連時代。女子も男子と同じように国に奉仕するので 戦時下の女子は病院か慰問か工場労働だけではなく 実際の戦闘の前線にも立つ。歩兵だったり機関銃手だったりパイロットだったり高射砲だったりする。欧米は女子あんまりは最前線に立たないがソ連は違ったようだ。10~30代の若い女性が志願して最前線に行って彼女たちが経験した戦争を それぞれの言葉で語る。最初の方は読みにくいけど直ぐに当事者の告白になるので 早い人なら1週間もあれば読める。がソビエト共産党やスターリン礼賛だし 国のために・・て繰り返し出てくるのでこりゃあかんな・・と途中から惰性。著者は今ヒトラーと同じことしてるプーチンというかロシアを どう思うのだろうか?
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