私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

60歳からの青春18きっぷ入門

2022-08-04 17:10:36 | メンタルヘルス
松本典久著 山と渓谷社刊 2020年初版 208P 1320円。図書館にある青春18きっぷがらみの本のうち 新しいものを2冊借りたうちの一番新しい1冊。 こういうHOW TOものはJRがころころ変えるので新しい版で無いと意味がない。60歳から~と銘売ってるが そもそも青春18きっぷって若者の長い休みにあわせて企画された切符だが年齢制限は無いのでそこは目をつぶる。著者は1955年生まれだから67歳か・・どうりで 文字は大きいし行間は広い。シニア向けだ。ざっと見たが 基本的なノウハウは50ページくらいで 後は時刻表の見方とか駅弁とかどうでもいいような話ばっかで買う意味がない。ノウハウ部分は既に知ってるし 元を取るにはどうすれば?的な話はう~むだ。これ旅鉄BOOKの007なんだが まだ来ない青春18きっぷの教科書の方は同じシリーズの011で2018年初版なんで鮮度も内容も期待できない。図書館にあるのは2008年とか2013年とかでその中でも新しいのを2冊借りてみたがこれぐらいの情報なら本を買わなくてもネットで取れる。もっと他に買うべき本があるので この手の本はもういらない。こういう残念でした本に当たると図書館てありがたいなと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外メディアは見た 不思議の国ニッポン

2022-08-04 14:46:48 | メンタルヘルス
クーリエ・ジャポン編 講談社現代新書刊 2022年初版 256P 990円。編集のクーリエ・ジャポンて講談社の有料ウェブサイトに連載されてたものを書籍化したもの。海外メディアの書いた日本固有の ん?と思える記事を和訳したものだが 完全にタイトル負けだ。なぜ日本の政治家は世襲が多いのか?という項で 政治は家業・・てのが面白かったが 大半は軽い読み物。各項が6ページくらい 要はwebで飽きないくらいに編集されてるので内容が薄い。通勤電車の中でちょこちょこ読むくらいには丁度いいけど それ以上ではない。その証拠に年初に出たのにamazonの古本は既に155円w 一度読んだらふーんそうなのかで終わる内容だ。図書館にあると思うので借りて読み捨てにすればいいだろう。買うほどの内容は無いと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入江泰吉の奈良

2022-08-04 13:53:17 | メンタルヘルス
入江泰吉 白洲正子 他著 とんぼの本 新潮社刊 1992年初版 手元にあるのは1993年の四刷 119P 1400円。既に30年近く前の本にも関わらずamazonではまだ新本が1540円で買えるから未だに売れてるんだろう。奈良を撮る写真家の第一人者として著名な入江氏だが  本書は彼の代表作に多く見られる仏像の写真ではない。昭和20年~40年あたりにかけての奈良のというか大和路というか田舎の写真にいろんな人が寄稿してできてる本。あたしは奈良も長かったんで親父が休みのたびに寺を回るのにつきあわされてて辟易とした記憶がある。最初に住んだのは市内毘沙門町だから奈良市の中心部だがほとんど記憶にない。古い借家だったが間取りすら覚えてない。次が西大寺。先日元首相の一件で有名になったところだが奈良市の郊外だが奈良市。駅から20分くらい歩いた丘の上に官舎があってそこに住んでた。まあターミナル駅ではあるのだが近鉄の駅なので地味でもう随分たってるのに 相変わらず駅前はしょぼいのが微笑ましい。子供だったので近鉄の駅は奈良・西大寺・あやめ池・学園前くらしか記憶にない。奈良・・まあみんなが知ってる大仏さんの他記憶にあるのは奈良公園と鹿 芝生に点々と残る鹿の糞 あとは若草山でお弁当食べたくらいか・・奈良は棄てられた都とも呼ばれるが 街自体今はどうかは知らんけどなんか古臭い。京都より更に古いというか打ち捨てられた感が強くて子供にはどうでもいい街だったので 奈良市民には申し訳ないが。今は実家が大阪だし別件で京都も良く行くので そのうち行こうとは思ってる。京都は観光客が多すぎてうんざりすることもあるからだ。この本 既に失われたであろう大和路のいい時代を映していてモノクロの写真が多いのは仕方ないけど魅力的ではあるが 見返すとやっぱり華が無い。奈良と言えば写真は入江泰吉でガイドは和辻哲郎の古寺巡礼というところにとどめをさす。古寺巡礼はベストセラーだったし 今でも千円しないで新本が買える。写真は無いけど良書だ。まあどちらも失われた記録なんだけどねぇ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京暮し

2022-08-04 13:05:04 | メンタルヘルス
大村しげ著 暮らしの手帳社刊 平成22年初版だから2010年刊だけど これは新装版。元本は1987年に暮しの手帳から出たものを改訂したもの。270P 当時1400円+税 暮らしの手帳エッセイライブラリーのうちの1冊。既に絶版なので欲しい方は古本で。あたしも読み始めてこれは手元に・・と思ってポチった。87年の装丁の方がそれらしいけどまあ中身は同じだし。
amazonには「京のおばんざい」で知られる著者が、京都の春夏秋冬の暮らしを書いたエッセイ。食べものや家の中のことなど、日常の細やかな出来事が京ことばのまま綴られている・・とあるが まあその通りの内容。著者は1918年生まれだから大正17年生まれ 99年にバリで逝去されてるので80歳。戦前から昭和の中頃までの京都の日常のあれこれをひとつにつき1,2ページで表してる。あたしはもっと後だから へーこんなんあるんや・・というものもあるけど 戦後生まれの方なら結構あるある・・なので読んでいて楽しい。本書は大村しげさんが自分で書いたものだが 先日ここで取り上げた 大村しげ 京都町家ぐらし (らんぷの本)  河出書房新社は 横川 公子さん 武庫川女子大の教授で 専門が文化人類学・民俗学 / 家政学一般(含衣・住環境)が 本書をタネ本にしてカラー写真多用してビジュアル化したもの。引用はあるけど しげさんの書いたものではない。しかしながら2007年の初版だが 既に絶版らしく今の人にはわかりやすいのかamazonで3790円なんて無茶な値段がついてる。先日読んだ時はこれは買うか・・と思ったのだが なんとなく違和感があって値段にもびびって買わなかったけど正解だったようだ。さて戻るが 本書古き良き時代の京都の日常の暮らしが題材なので華やかでもなんでもない・・というかしんきくさい‥と言う人もいるとは思うが。京都・・というより京の町衆の質素な暮らし 京都で言えばしまつ・・なのだけれどそういうのに魅力を感じる人には良書だ。あたしは奈良・京都が長かったし一生の仕事にしたかったのが伝統工芸の職人だったからそういう古い関係の中で仕事してたんで 書かれてるようなことはバブルがはじけるころまでは普通のことだったのを知ってる。ので ああなついなぁ・・と思うが 今の観光京都・・というか風情のある京都というか・・が好きな若い方にはこういう本はウケないだろうなとは思う。あたしは観光京都よりも京の暮しの方に重きを置くので絶賛だが。 写真など1枚も無い京言葉で淡々と書かれた本だ。ああ あとしげさんのおばんざいの本は調味料の分量とか細かく書かれてない。京のおばんざいは家々でみんな味が違って当たりまえだそうだ。タイトルに京のおばんざい・・て書いてる本て何冊か買ったけど細かく大匙1とか書いてる本は 大体名の知れた料理人がアレンジしてたり大手食品メーカーがからんで これなんや?みたいなアレンジされて別物になってるんで注意した方がいいだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする