無知の知

ほたるぶくろの日記

ごった煮のこの世

2010-04-21 23:04:27 | 日記

昨日はときどき亡き母のことなど思い出しつつ、穏やかに一日を過ごすことができました。もう不思議と哀しい気持ちにはなりません。いろいろなことが懐かしくおもいだされますが、それはもう過ぎ去った遠い記憶となっています。そうして改めて母が一生懸命に生きて働いていたとおもいました。

よい人生だったのではないでしょうか。最後には孫であるうちの娘を可愛がってくれました。子供はそれを憶えていて「おばあちゃんはこうしてくれたよね。」などとときどきいいます。また、そのことでうちの子は人はしんでいくものであることを学び、お年寄りを見ると「もう、明日しんじゃうんじゃないかと思うとたまらない~」などと言って、主人の父母を気遣ったり、近所のお年寄りを気遣ったりするようになりました。

母が逝ってから、もう三人も親類の方がなくなりました。70歳以上の叔父叔母が沢山おりますので、これからもひとりまたひとりと人生を終えていかれるときに立ち会うことになります。どなたも私の縁者であり、大切な御先祖さまの係累です。最後の最後まで悔いの無いよう明るく生きていって頂きたいと願っています。

さて、ある方の話しです。その方は他の方に比べればずっと恵まれた境涯にあるにもかかわらず、不満で不満でびりびりしています。ご自分よりはるかに恵まれていない周りの方に立場が上なことをいいことに、思いやりのない行動をとっています。そんな姿を見ていますと、なんとなくもの寂しい気持ちになります。もしもその方がご自分の恵まれた立場に感謝し周りの方々を大事にしていたら、きっとその方は今のどから手が出るほどに欲している立場を容易に手に入れることができるのに、と思うからです。感謝どころか不満をまき散らし、自分の欲が叶わないのはお前のせいだとばかりに周りに当たり散らしているのです。しかしそれも過去の自分を見るようで、その方を非難する気持ちより、過去の自分を深く恥じ反省することにつながっています。
今の私がしなくてはならないこと。それはこの組織から逃げるのではなく、命がけで組織内を改革する気概をもつこと。この世はあらゆる世界の存在のごった煮なのですから。