無知の知

ほたるぶくろの日記

個人と組織について

2010-04-25 10:47:45 | 日記

世界各地での大地震、アイスランドでの火山の爆発から、地下でなにかが起こりつつあるのだろうなぁ、とは思っていました。日本海側では「竜宮の使い」という珍しい深海魚が昨年末から相次いで観察されています。これも深海での海水温の変化や潮流の変化、あるいは地磁気の変化などを示しているのではないでしょうか。いずれにせよ地球規模での変化が感じられるできごとが多く、何かがかわりつつあるのだなあと感じます。地球も他の天体と同様、常に変化しているということです。本当にゆっくりとした、しかし圧倒的な力で地球の地下も動いているのです。まさに地球という大きなエネルギーを感じることができます。日々の忙しい暮らしの合間にも、ときどきは空を見上げ地を踏みしめ風を感じ、この宇宙にこうして生かされていることに思いを馳せていきたいとおもいます。

今回の引っ越しでは、予定を立てていた数日、それまで冷たい雨や風の続いた日々だったのがウソのように暖かく、からっと晴れてくれました。終わった後に、その最中はすこしもお天気の心配をしなかったなあ~、と気がつきました。なんとなくあれこれ忙しく過ごしていましたら、いいお天気に恵まれた、という感じです。偶然かもしれませんが、何らかの配慮を頂いたのかもしれません。本当にありがたいことでした。

昨日は家族でこの辺りの散策をしました。この住居は以前のところから氏神様へ行く途中にあり、私はこれまで何度も目にしていたところです。まさかそこに移ることになろうとは思いもよりませんでしたが。そんなこともありまして、私にとってはなにかとおなじみの地域なのですが、駅や学校への道筋がメインであった子供や主人にとっては目新しく感じるようです。そうして最後に氏神様へお参りをし、帰ってきました。氏神様では結婚式の最中!拝殿の外からそっとお参りさせて頂きました。そのとき、ふわわ~と柔らかな風が吹いてきました。気のせいかもしれませんが、何となく歓待して頂いたような気がしてうれしく思ったことです。

さて、話は変わりまして、個人と組織のことについてまた考えていました。これは以前からの私のテーマの一つです。人間が社会の中で生きていくとき、どうしても何らかの組織に所属することになります。私はどうもこれが苦手です。とはいえ、これまで新興宗教などに無縁でいられたのも、この組織嫌いの御蔭さまかもしれません。ただ、組織嫌いということは「仲間を作る」ということへの躊躇にもつながります。社会生活においてはなかなか厄介な心の動きなのであります。もちろん、仕事場において私は組織に属しておりますし、日本国民であります。また上にも書いたように氏神様の氏子でもあります。実際には様々の組織に属し、活動しています。そして、それの社会生活における重要さもよくわかっています。(一応責任ある大人でありますし)

それでは、なんでまたこんなにいやなのか、と思っておりました。ごく具体的な実務上必要な事柄をこなすための組織、というのはよろしいのです。問題はその先、「人の精神を縛る要素」についてでしょう。そして人間の構築している組織ではつねにその要素が紛れ込んできます。これに対して私たちは無防備ではいけないのだと思います。

人間社会はつねに他の方に触れ、刺激を受け、魂を鍛える場です。他人を避けていてはそもそもこの世にやっとの思いで生まれてきた意味が無くなってしまいます。他人の思いをを避けることでしょうか。他人に触れ自分を磨き、しかもその思い(重い)をさらっと受け流していくことができればよいのでしょう。そのためにも自分を十分に涵養することが重要なのだとおもいます。目の前の為すべきことを一生懸命やること。それによって常に自分自神に立ち返り、自分の元気を養うことになるのでしょう。自分を信じて。