無知の知

ほたるぶくろの日記

博物館への初詣

2022-01-09 14:58:21 | 日記
ここ数年、お正月2日には上野の東京国立博物館へ
「初詣」に行きます。
何がきっかけで行き始めたのか定かな記憶はないのですが、
今になってみると、何らかの練習をしていたのかもしれない、
と思わなくもない。

ま、それはともかく、今年も行きました。

毎年のことですが、本館の玄関正面、階段を上がったところに
お正月の生花。



今年は
真生流 山根由美氏

そして、お目当ては長谷川等伯の「松林図屏風」。
お正月のみの展示です。

何度見ても、静かな世界へ誘われます。
年の始まりにふさわしい、静謐な世界。
何があってもここに戻って心を落ち着けよう、と思います。

その他、今年気になった展示は



この華南三彩。
華南三彩五耳壺
中国 明時代・16~17世紀
「龍泉窯(浙江省)や景徳鎮窯(江西省)などの良質の青磁や白磁、青花、五彩の模倣品」とのことですが、日本の陶磁器に大きな影響を与えた品々の一端だそうで、なるほど、と思いました。

この模様が特に気になります。
今でもこのツボは欲しいなぁ、と思います。

そして最後にお庭を


池には薄氷が張っていました。
春の桜の頃も綺麗なお庭です。

今年もトーハクにはお世話になると思います。
さまざまな文化財を観ていると、たくさんの人の営みを思うことができて、
心が救われます。
何かしらの発見があるというか、人間は少なくともこの1万年ほどは
殆ど進化してないな〜 とか、そんなことを思います。

そして、じゃあ、まあもう少し頑張ろうか、という気になるというか。。。

いろいろありますが、また一年、頑張ります。