どんな舞人でも、必ずデビューの舞台はあっただろう。
先輩方が花形の演目を舞う横で基本の舞いだけをひたすらに練習し、初めて「おい、舞台に出てみんさい」と声を掛けてもらった時の嬉しさを、僕は今でもはっきりと覚えている。
あれから5年・・・。まだまだ教わることばかりで、神楽の奥は見えそうにないが。。
そんなデビューを、今年入会した鮎川清樹が5月13日に迎える。子供神楽を経験しとるんで、基礎はあったんで覚えるのも早かったが。出演演目は天神地祇と八俣大蛇。若さとパワーに期待しよう。
もう一つ、角康之が黄泉醜女という演目の神「伊耶那岐命」を初めて舞う。緊急発進に近いけど、経験でなんとかしてくれるじゃろう。
滅多にない春祭り。貴重な複数演目上演の機会で、一人一人が経験を積むことを期待する!