田舎から人が減り続けている。
影響は色々とあるだろうが、その全てを国や市、経済成長のせいにするのは無責任な話と思ってます。
下の流れを考えてみましょう。
①これまで地元の商店で買っていたものを、市外のディスカウント店で買うようになる。
②市外に出たついでに、ガソリンも安かったのでそこで注ぐ。
③その結果、地元の商店、ガソリンスタンドでの購入が減る。
④そこの売り上げが落ち、従業員の削減、閉店が生じる。
⑤地元の商店、ガソリンスタンドに勤めていた人が職を失い、職を求めて地域を離れる。
⑥地域の衰退につながる。
さらに別の見方をすると、
○商店等からの納税、従業員からの納税が減り、自治体(市町)の税収が減る。
○福祉、公共サービス、公共事業に影響が生じる。
○↑の分野で働いている人もいるわけで、その人たちにも影響が生じる。
要するに、一番大切なのは、「地元でお金を使う」ということなんだろうと思う。安い店、サービスのいい店の誘惑で、外へ外へと向かうと、内が疎かになるのは目に見えるもんです。
もちろん、流出防止のために地域の店も営業努力が必要でしょう。どうやったら流出する客を呼び戻せるか。何が日々の暮らしで必要なのか。何を客は求めているのか・・・。
神楽でも同じこと。
地元の神楽を雇わなかったら、もしかしたら伝承難で途絶えてしまうかもしれない。それは、地域の文化を失うことであり、地域の活力を失うことだろう。
もちろん、僕たちも継承しつづけるよう、声をかけてもらえるように一生懸命鍛錬を続ける必要がある。
一人ひとりが、もっと地元に目を向けることで何かが変わるんじゃないでしょうかね。