ついにウチの田にも入ったらしい。
イノシシが。
先日、親父と大金と汗を流して防護柵を張ったばかり。
どうやら、段差を超えるため柵が浮いている部分に鼻を引っかけ、柵を引き抜いたらしい。支柱を深く刺し、金網に折り返しをつければ少しは防げたかもしれないけど、地中に石が点在し、傾斜の厳しい我が家の田ではそれも困難。
「結局電気柵にするしかないか。」とは親父の言葉。
兼業農家。先祖代々の農地を守らねばと、金をかけて機械を揃え、手間をかけて稲を育て、この時期には行楽にも行けずに時間をかけて草を刈り、網を張り、それでもイノシシの被害にあう。そして収穫量が減る。
そりゃ、農業やめますわ。。。。。
2010年の農林業センサスの結果(速報)が公表され、農業就業人口が5年前の335万人から大きく減少し、260万人となっていた。
これは、専業又は農業の比率が大きい兼業農家の人口だが、もっと減少は加速するだろう。
農地や森林は個人の土地。個人で維持するのが原則だろう。
だけど、それらが水を保ち、栄養を育んだ水を生み、下流域に恩恵を与えているのは間違いない。
さて、どこまで維持できることやら・・・。