山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

今年こそは、岩戸

2013年06月15日 22時01分00秒 | 上沼田神楽

上沼田神楽の書にある演目は12演目。

今、何とか継承されている演目は8演目。残り4演目が、未復活の状態。

須佐之男命が馬の皮を剥ぎ、機織り娘の屋敷に放り投げる場面を表す、天の斑駒。
神々が天上界である高天原から地上会である豊葦原に降り立つ場面を表す、天孫降臨。
五行の理を表す、五郎王子。
そして、荒ぶる須佐之男命を恐れた天照大御神が岩戸に閉じこもり、世界が闇に包まれた状態を、神々の思案により光を取り戻す場面を表す、天の岩戸。

数年前から、「まずは天の岩戸!」をスローガンに取り組んではいたけど、中々実現に至らなかった。
で、「今年の山代共演は岩戸!」をスローガンに、本当の復活を目指す。

上沼田の岩戸は珍しい。神々が8柱も登場するのだ。
通常は、少なくて3柱、多くても5柱くらいではないだろうか。

昔は「衣装見せ」とも言われていたらしく、多くの舞子が、鮮やかな衣装を披露していたのだろう。そのためか何なのか、舞自体は至ってシンプルで、正直おもしろさには欠ける感じ。

でもとりあえず復活だ!

こうご期待!

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