このブログでも散々書いてきた、「天の岩戸」の復活。
それが今日、成った。
舞われなくなってから50数年。
古老の話や、古老から10数年まえに指導を受けていた子ども神楽出身の会員の話などから、何とか流れや舞い方を復元。
直前で舞手のケガによる交代(話せば長~くなる)があったものの、とりあえず何とか復活公演を終えた。
そもそも、現時点にあっても完成度はかなり低く、人様にお見せするのも申し訳ない状態ではあった。本当に。
それでも、来週11/24の山代神楽共演大会で上演することが決まっている。
来週の上演にあたり、「その前に1回やっとくべきじゃろー!」との判断で、かなりのぶっつけ本番になったけど、満場一致でやってみることにした。
本番に勝る練習は無い!
その結果、タイミングは合わん、道具を取るのを忘れる、アマテラスが出るタイミングが早い、あげくの果てには記念すべき復活公演のビデオが撮れていない等々、数多くの失敗があった。やっぱり。
これを経験と捉えて、来週の共演大会までに修正していくことになった。
「復活しよう」と話しに出てから3,4年。何とかここまで進みました。
ちょっと感慨深いものがあります。
復活にあたり、急な抽象的な依頼にも関わらず面を仕上げてくれた小林工房さんを始め、ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
来週をお楽しみに!
この機会に錦川清流線を楽しんでもらおうと企画する「神楽列車」。
定員50名様に対し、申し込みが超過したため、30名増加し、定員80名となった。
当日は、列車内に大蛇胴や切り飾りなどの装飾をして、雰囲気を作る予定。
昼食は、錦川鉄道が制作した「錦川清流駅弁」が付く。
神楽は観覧席を確保させていただく。
岩国駅を8時33分に出発し、17時30分頃に戻る予定。
こうした内容で、ツアー参加料は大人3,000円、子ども2,000円。
ご期待に添えるよう、舞台も、演出も頑張ります!
お申し込みは、錦川鉄道まで!
0827-72-2002
http://nishikigawa.com/plan1.php
上沼田神楽保存会の本拠地にある「神沼田神社」。
もともと地区に複数あった神社、神様を昭和54年頃に合祀したもので、もともと多賀神社があったため、今でも「多賀さん」と呼ばれている。
毎年11月1~2日が祭りだったが、平日では舞手や出身者が帰りにくく、祭り自体の運営も難しいため、数年前に11月2~3日の開催に変更となった。
と、いうわけで、毎年11月2日の晩に、神楽を舞う。
地元の祭りだけに、日頃親しくしている友人を家にお招きし、宴会をするのが慣わし。
そして、酔いあげた上で神社に向かい、記憶を失いつつ舞うのが慣わし。
去年に至っては、途中からトラックの運転席でエンジンをかけ、暖房をつけながら神楽の終わりまで爆睡していた程だ。
今年は成長し、最後まで舞台に立っていることができた。
昔は観客も衣裳を着て参加したりしていたらしいが、近年は地区の高齢化もあり、人手も少なくなりつつあった。
今年は、神楽以上に注目を集めていた酔っ払いとその子ども達、帰省者などもあり、そこそこの方に楽しんでいただけたかなーと感じた。
しかし、今年は温い。
いつもなら寒くて寒くて、笛を吹く手なんかは固まるくらいの気候だが、今年は防寒着が無くてもいいくらいだ。
それでも舞えば汗をかく。
そして、酒を飲む。飲む。
プラマイゼロ。むしろマ~イだ!
↓我が家にて、何かに集中する子ども達。