風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

上杉祭り

2006年05月04日 | 暮らし、日常

4月29日~5月3日まで行われる上杉祭り。そのハイライト、3日は上杉行列と川中島合戦
やっと暖かい風になった晴天の中、上杉行列を見物した。その一部だけご紹介。


毘沙門天を熱心に信仰し戦の天才と言われる程殆どの戦で勝利をおさめたという上杉謙信公。
生涯を未婚で通した上杉謙信には女性説やら同性愛者説やら賑やかだが、48歳の短い生涯。



自衛隊の音楽隊。音も勿論だが、その崩れぬきちんとした行進にさすがプロを感じる。



小学生の鼓笛隊やマーチングバンドが、市内のそれぞれの学区間を演奏し祭りに参加している。
特別な楽器の子ども達だけではなく、ピアニカや縦笛などで小学校高学年全員参加となっている。



2年前から取り入れられた、米沢とゆかりの深い人物の〔米沢時代行列〕23名のうち一部。
この方は、小野小町。絶世の美女として有名な女流歌人だが、米沢市の小野川温泉は、
小町が父を尋ね出羽への旅の途中病に倒れ、この湯で病を癒したと伝えられているそうだ。



叔父の上杉謙信の養子となった上杉景勝は、米沢藩初代藩主となり武田信玄の娘菊姫と結婚。
共に川中島で激戦を交えた武将の子供同士の結婚という数奇な運命に浄瑠璃のモデルとも。



”成せばなる、成さねばならぬ何事も、成らぬはものの成さぬなりけり”で有名な上杉鷹山公
と、鷹山のよき理解者の奥方のお豊の方。上杉景勝が初代米沢藩主で鷹山は第9代藩主。



チャールズ・H・ダラスは、語学、幾何学、経済学、歴史などの教鞭をとった外国人教師。
米沢を去るにあたり、米沢の牛一頭を横浜に持ち帰りその美味さを広めたという逸話がある。




祭りには、市内の小中高生始め一般の参加者で盛り上げられていくが、馬も陰の立役者。
アスファルトの上を歩き通すのは、さぞ疲れることだろう。大役を終え安堵の眼が優しい。

コメント (2)
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