風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

自然時間

2008年09月08日 | 本いろいろ



これは、職場の敷地内に植えてある樹で、「もみの木」だろうか?
見上げるほどの大きな樹。
はたして、樹齢何年ぐらいだろう、、、?

樹には樹の、生きる時間がある。
生態系という枠組みの中で流れていく、自然の時間。


対して、社会という仕組みの中の人間世界独特の社会時間がある。
その中では今、経済が一人歩きしだして、自然を壊し始めているという。

時間の短縮=お金=幸福の図式。
普通の4倍の速さで大きく育つ野菜、普通の6倍8倍もの速さで育つサケ。
電気で調節され卵を産むニワトリたち。促成栽培、遺伝子組み換え、、。
「時は金なり」「ああ忙しい」「早く早く」「急いで」

その先に見えてくるものは何だろう。
効率 お金 競争 「生きづらさ」


先日テレビに、北海道のある牧場が出ていた。
日本で唯一無殺菌で飲める牛乳を作っている想いやりファームである。



「生きもの時間」   スローライフ。
動物も野菜も人間も、生きるにはそれぞれ独自の時間それぞれのペースがある。

愛とは、相手のために時間を無駄にすること。
惜しげなく相手のために時間を使うこと。

『「ゆっくり」でいいんだよ 』辻信一著  を読みながら。
コメント
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