風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

最悪

2011年02月09日 | 映画、DVD、TV



今日は、思いがけなく午後から休暇をとることが出来た。
ならば、、、と、観たかった映画を観ることにした。
『僕と妻の1778の物語』

水曜日ということもあり、観客も年配の方々が多かった。
いつもの一番後ろの席は埋まっており取れず、仕方なく後ろから2列目の席を取った。

末期の大腸がんで余命1年と宣告された妻に、笑うことで免疫力が上がるという医者のアドバイスをもとに、作家の夫が、毎日笑える小説を1話書いていくという感動的なお話。
ハンカチも手に握り締め、見る準備万端。

映画が始まり、観る方に集中しようとしていると、どうも後ろからの声が気にかかる。
いちいちリアクションを声にして、連れ立ってきているらしい4,5人のおじさんおばさんが話しを始める。
癌が全身に転移したレントゲン画像を見るシーンでは
「あららら酷いごと~。。。」とか
「うふふふ」「ふっふっふ」と言う笑い声
「今何話目だ?1778話だから5年ぐらいだべ?」とか。
後ろからの音は、前にいる人の耳には鮮明に響くものだ。

そのうち、
「ブブ~~~!」
「おじいちゃんったら!」

なんと、私の真後ろにいたおじさんがおならを!!!
それは、出てしまったというのではなく、明らかに意思の元に放ったという感じ。


暫くしてまたもや、おなら。
「おじいちゃんったら、まず~~」
奥さんらしい人が嗜めてはいるが、本人は一向に反省の色などない。
「誰したか、わがんね~。せっちゃん(妻役の名前)だべ~~~」
「ふふっふっふ」

もう、信じられない。
感動的な映画のはずが、全然集中できない。

そして、3度目のおならの時、私は意を決して席を立って場所を移動した。
無言の抗議である。

「ふふふふ、ほら、前の人席移ったでら~~」

もう、最悪。
せっかく取れた貴重な映画鑑賞の時間だったのに、くやしぃ~~~!
今度からは、席を取るときは絶対最後尾で観る事にしようと思う。
コメント (2)
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