風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

苦役列車

2011年02月23日 | 本いろいろ
第144回芥川賞受賞2作品の全文が掲載されているというので、文藝春秋3月特別号を買った。

経歴も作品も対照的なお二人の作家の受賞。

私はその中で、西村健太氏の『苦役列車』に衝撃を受けた。
私小説とのこと。
その経歴に、またまた衝撃。

これほどまで、自分をあからさまにさらけ出せるものなのか。
否応無しに突きつけられた境遇、それを背負っての生活、、。

こういう人生を歩かれている方もおられるんだ、、、とのショック。

西村氏の芥川賞候補は、これで3回目とのこと。
前作の2作品も、是非読んでみたくなった。

それから、文藝春秋の表紙の絵。
松村公嗣氏の「陽射し」が何とも味わいがあるなぁと見とれている。


コメント
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