風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

いのち

2011年04月25日 | 呟き、思い、独り言



夕方クリーニング屋さんに寄ったら、突然店員さんが、
「桜咲きましたね~。」と話しかけて下さった。
今までクリーニング以外のことで雑談とかした事が無かったので、ちょっと嬉しかった。
花が、人とひとを結ぶ架け橋になる。


家に帰ったら、孫が大事そうにハンカチの包みを見せてくれた。
校庭で拾った、風で落ちた桜の蕾がいっぱい。。。

お皿に水を満たし並べて入れてやると、花がちょっと開いた。
こんなものでも、小さな確かな命が宿っている。


ある方からメールで、今月末に被災地にボランティアで入るので、本の救援依頼があった。
そう、本もいいけれど、私は今、送るなら種がいいかなと思ったりしている。
花の種。花の球根。
何かが生まれる、育つ過程は、きっと見ているものに希望を与えてくれると思うから。


しかし、、、

「頑張れ、日本」なんてテレビで言ってるけれど、こっちはそんなもんじゃねぇんだ!」
「桜なんかみてる気にもならねえ、、。」
被災地の農家の男性の悲痛な声。
応援のメッセージが、空回りする。
痛みに寄り添いながら応援する事の難しさ。

また、取り残された家畜やペットが、無残な最期を迎えている現状。飼い主の苦悩。
国の、子ども達の被爆数値基準の曖昧さ。対処遅れへの怒り。
原発現場で日々作業する方々の被爆管理への心配。

皆、大切な命ゆえ、毎日募る不安、そして、増す怒り。
コメント
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