引っ越して、山小屋風貧相な家で暮らす初めての冬。
吹雪の外を眺め、多分、今日あたりが雪のピークかなと思っている。
この大雪でも、ご近所さんの除雪に助けられ自分でする部分は本当に少ない。
去年までの、朝1時間、夕方1、2時間の雪かき生活とは雲泥の差である。
この地域の除雪を担当しているご近所さんは、深夜2時過ぎには動き出す。
あちこち回って、我が家は朝7時ころかな。本当に有難いことである。
雪の多い我が市は、他の地域と比べて除雪が行き届いているらしい。
山形市や福島から通う方も言っていた。小さな裏通りまで完璧だと。
この大雪の冬を越せたら、ここで暮らす自信になる。
最近、地方の空き家を買ってDIYする方の動画をよく見かける。
このコロナ禍で、ネットだけで仕事が成り立つならと移住する方も多いらしい。
DIYの技術、根気、意欲、情熱、田舎好き、不便を厭わない、好物件の出会い等等。
たとえ0円でも、家の中の荷物の廃棄、思わぬアクシデント、虫や動物被害など。
タダ同然が、決して安くはない買い物になってしまう事も多いのかもしれない。
だからこそ、困ったときは他人の助言や手助けや物を借りたりも必要だ。
不便で厳しい自然の中での暮らしは、結局は人によって支えられると思う。
自然は厳しいけれど、最高に美しくもあるから、住んで良かったと思いたいものね。