ポジャギアートYangja-pang

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

伝統被り物の本

2013-06-10 13:37:00 | 美しい本
裏つけたりサンチムしたり、
で、次は紐なんぞ作ったりしてるしているせいか、
さっぱりブログネタがありません(^_^;)
紐といってもメドゥプではなく、ポジャギに付けるほう。
これがまた、地味~で根気の要る作業なんですわ。
これを20本近く作らねばならないかと思うと、もう……どうゴマかそうか(@_@;)



いくらなんでも紐だけではさっぱり絵にならず困ったなあと思っていたら
ダムル工房さんで紹介されていた本『전통쓰개와 복식공예』が届きました(*^_^*)
キムジョンホ、イミソク、コンウナ著『伝統被り物と服飾工芸』
これまで作ってみたくても謎の多かった被り物系のノウハウが
みっちりと詰まっています。ふふふ…今年の冬が楽しみ(^^)

もちろん、教保文庫などのサイトでも手に入る本ですが
例によって私のPCは教保と相性が悪く、
ダムル工房さんに直接お願いしてしまいました。
本来は工房の生徒さんや韓国在住の方に向けたご紹介だったようなのに
無関係な私のあつかましいお願いにも親切に対応していただき、心から感謝しています。
次にソウルに行く時には、ぜひ工房にお邪魔したいと思っています。
정말로 고마웠습니다.
(↑これで合っているのでしょうか……(^_^;)




赤紐は無事、本体と合体しました~fire
果たしてこのコはセンターをはれるでしょうか(+_+)


お年玉(*^_^*)

2013-01-08 19:58:00 | 美しい本
今年のお正月は縁起がいいようで
思いがけず素敵なお年玉を頂戴しました。
キム・ジェウンさん著『閨房工芸』【김재은 『규방공예』(미진사)】



この作品、一昨年にソウルで開催されたポーサ展「チュモニ、福を収める」で
パンフレットの表紙を飾っていました。
ブックデザインもそっくり(^^)



大阪の韓国文化院で実際に拝見したときは
その精緻なお仕事にそりゃ~もう感動したものでした。
作品の印象の重みというか、厚みがすごいんです。



仕事始めに、がっつり大きな刺激をいただきました。
やっぱり今年は春から縁起がいい!(^^)!



来年の日めくり

2012-12-19 20:31:00 | 美しい本
何を隠そう、私メは仏教グッズに目がありません。
カトリックのくせにね、でも、信教と趣味は別ですから(爆)
ソウル一の名刹・曹渓寺の隣りにあったサモ・モーテルをよく利用していた頃は、
仏具店、僧服店を見て回るのが楽しみでした。
愛らしい小坊主くんたちの写真満載のカレンダーなども
よく買って帰ったものです。

サモ・モーテルがクローズしてしまってから、
曹渓寺の回りをウロウロする時間も少なくなりましたが
今年は仏具店ではなく教保文庫で、
ありがたいスニム(僧侶)の日めくりを購入しました。



チョンモク尼の『今日は私のうれしい生の初日』
いささか翻訳が変ですが、言わんとするところは十分わかります。
チョンモク尼は、長年、疎外された人々のために奉仕活動を行うと同時に
仏教放送局でも尼僧MCとして活躍されている方なのだとか。
そのような方が毎日ツイートされてきた短い言葉や写真、
それに、イ・ギョンジャさんという金属工芸作家の作品が収録された、この日めくり
モノトーンにちょっぴりアクセントを効かせた写真がとても美しく
いつまで眺めていても飽きません。




例によってすっかり停滞している私メの韓国語学習ですが
チョンモク尼のお言葉を毎日「解読」していれば、
多少は進歩できるでしょうか。
その前に、初級テキストの復習をしたほうがいいんじゃないか
……と思わないでもないのですが(~o~)



韓国の「緑」

2012-11-30 12:57:00 | 美しい本
韓国語の勉強はさっぱりなくせに、
伝統的な色の名前をもっとたくさん知りたい、
独特の色合わせについても教えてくれる手頃な本はないかなあ
……などと思っていたら、ありました!
『韓国の伝統色 ──韓国文化と色の秘密』(한국의 전통색 한국문화와 色의 비밀/일진사)



まだパラパラ眺めている段階ですが、
代表的な伝統色を
赤色界、黄色界、青緑色界、紫色界、無彩色界に分類し、
それぞれが五方色とどのような関係にあるか
また、いかなるシチュエーションで、どのような配色で使われてきたのかが
簡潔に説明されています。

とくに驚いたのは、緑系の色の多彩さ!
もちろん日本にだって緑を表す色は山ほどありますが
日本の色はどうも一段階トーンダウンしているというか、
青よりも黄や茶の方向に触れているというか……
たとえば↓のような「軟豆色」とか



ターコイズに近い「青緑色」↓のような明るさが少ないんですよね。



他にも、柳青、翡色、玉色、荷葉色などなど……枚挙にいとまがありません。
こんな本を片手に広蔵市場を歩いたら、
もっと多彩な「配色」に出会えそうな気がします(*^_^*)



晩秋から初冬へと移りゆくソウルに行ってきました。
今回はご一緒してくださった方のおかげで
近郊に足を伸ばすこともでき、
いつになく多くの方と出会い、
美しいものもたくさん見せていただきましたが、
旅の印象は次の作品づくりに反映させつつ、
折に触れてご紹介することになると思います。
まずは取り急ぎ、ちょこっとご報告まで(*^_^*)





チェ・インスクさんの本

2012-11-16 20:21:00 | 美しい本
夏の終わり頃、教保文庫のサイトでみつけて
とても気になっていた『チョガッポの心を受け継ぐ』
閨房工芸作家、チェ・インスクさんのエッセイ/作品集です。
ソウルルートでさっそく入手しておられる方もあり、
羨ましいナ~、日本では手に入らないだろうなと思っていましたら
なんと、またしてもロダンさんが入荷してくださったので
速攻でオーダー!(あっという間にsold outでしたけどね)



従来の本とちょっと違っているのは、
スナップショットが非常に多いこと。
制作や教室の様子、イベント、展示などのシーンが
メインとなっていることです。
作品の写真も、教材風のものから実験作までバラエティに富んでいて
ワタクシ的にはとても美味しい内容です(^^)
(8月にヘイリ芸術村で開催された国際ポジャギフォーラムに出展された
五方色のポジャギも掲載されていました)

裏表紙(帯にも)を飾るチュモニも面白い!
とくに右側の、こういうまとめ方なら、楽でいいかも

 

実際の写真でも小さくてよく見えないんですが
この巾着に使われているメドゥプが、
クッカをナビメドゥプ風にアレンジしたもので、これまた可愛いんですよ。
ナビより簡単なことは間違いないので、やってみよう!(^^)!

表紙で、チェさんが縫っている大きなチョガッポは、
(たぶん)お弟子さんたちの協力も得て制作されたもので
1328ものピースが使われているのだとか。
サイズは明記されていませんが、120㎝四方くらいはありそうです。
やっぱり王道だなあ、こういうチョガッポは。

それにしても……
教保のオンラインショッピングが機能しなくなったのはツライ。
しかも最近ではカードの認証が複雑怪奇になっちゃって(T_T)
何か打開策をみつけないといけませんね。