ポジャギアートYangja-pang

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墨染めの魅力

2006-06-13 23:54:44 | ポジャギ2006
今にも降り出しそうな墨色がかった午後
小林順子さんの作品展「墨染めの衣」を見てきました。


ハガキの上に載っているのはスカルプチャーではなく、
メキシコアワビ貝の釦です。
飾り結びをあしらってみたくて購入。


ソウルの僧衣店でその奥行きの深さを垣間見て以来、
墨染めへの憧れはず~っと私メの中に居座っています。
しかし実際問題として、
あの美しさに自分が近づけるとはとても思えません。
追求するだけの根性もなさそうだし(ーー;)
なにしろ「墨は五色を表す」と言われるほど。
家庭の事情(!?)で、子供のころから
さまざまな紙と墨を目にしてきた私メですが
そのマッチングの難しさを見るにつけ、
あだやおろそかには手を出せん…と思ってしまうのですよ。

でもこのような作品展を拝見すると
ウチの各所に転がっている墨のカケラが
なにやらひどく貴重に思えてきます。
だいたい、染められるほどの量の墨を摺るなんて、
大変なことなんですけどね。
町の景色とポジャギの重なりも
けっこう面白かったりして。