その昔、コドモ向けに世界の民族衣装および手仕事を紹介しようという
いささか無謀な企画に携わったことがありました。
(実は料理編もあったのですが、それはまた別の機会に……)
現在のようにネットで膨大な情報を検索できなかった頃のことで
資料と言えば、まず文献探し。
幸い、まだバブルの名残があって資料費もまあまあ頂戴できたので
スタッフ総出でずいぶんと色んな書籍を集めまくりました。
その中になぜか紛れ込んでいたのがこちら↓

おそらく日本各地の伝統衣装を扱う際に入手したものでしょう。
本来であればこんな専門書は必要ないのですが
あまりに美しい内容だったものですから
ドサクサにまぎれて買っちゃったに違いありません。
したがって、厳密に言えば私物ではないのですが、
まあ時効ということで……(~_~;)
さて前置きが長くなりましたが
GW最終日の昨日、帰省中のnabiオンマさんにご一緒していただき、
アミューズ・ミュージアムで開催中の南部菱刺し展
「麻と毛糸のハイファッション・美しい手仕事展」に行ってまいりました。


南部菱刺しとは、青森県南部地方の厳しい気候風土から生まれた技法。
そもそもは防寒と布の補強のため、麻布に木綿糸で施されていた刺子ですが
大正時代、化学染料で染めた毛糸が手に入るようになってきたことから
精緻をきわめた華麗な菱刺しの前掛けが作られるようになりました。
入手できるようになったとはいえ、貴重かつ稀少な毛糸。
その1本の毛糸を数本に割っては友人たちと分け合い、
「色数」を増やし、工夫を凝らして作り上げられた「マイカケ」は
農村の女性たちのハレの衣装でもありました。

展示の中には「みかん」のものもあります。
最初はこのように図案を作っていったんですね。

濃紺の藍染の麻布の上に、「色」を見せるか「技」を見せるか
そこらへんの攻防というか、意地のぶつかり合いには
かなりスリリングなものを感じます。
少ない色彩をいかに効果的に見せるかに賭けた
女性たちの執念の凄まじさに圧倒されてしまいますね。



写真オールOKという嬉しい展示だったので、
私メにしては珍しくかなり撮ってきましたが、
考えてみれば「マイカケ」の真価は、
濃紺の麻地と菱刺しとの強烈なコントラストにあるのですね。
やはり実物を見ないことには、あの迫力は伝わってきません。
7月4日まで展示されているので、ご興味ある方はぜひ!
sakuragiさん、mさんと合流。
東京駅八重洲口にある「ダバインディア」に連れて行っていただきました。
これでもかっ!とばかりに供される南インド料理をたらふく………
パパドやドーサといった珍しいメニューに加え、
大好物のマトンカレーも出てきて、もう大満足です\(~o~)/
私メは料理店でカメラを取り出すのが苦手なので、写真はありませんが、
盛り付けも美しく、実にお洒落。
もちろんお味もほうも確かですから、辛いのOKな方には断然お薦めです。
ただし、お腹を十分に減らしてから、いらしてくださいね。
いささか無謀な企画に携わったことがありました。
(実は料理編もあったのですが、それはまた別の機会に……)
現在のようにネットで膨大な情報を検索できなかった頃のことで
資料と言えば、まず文献探し。
幸い、まだバブルの名残があって資料費もまあまあ頂戴できたので
スタッフ総出でずいぶんと色んな書籍を集めまくりました。
その中になぜか紛れ込んでいたのがこちら↓

おそらく日本各地の伝統衣装を扱う際に入手したものでしょう。
本来であればこんな専門書は必要ないのですが
あまりに美しい内容だったものですから
ドサクサにまぎれて買っちゃったに違いありません。
したがって、厳密に言えば私物ではないのですが、
まあ時効ということで……(~_~;)
さて前置きが長くなりましたが
GW最終日の昨日、帰省中のnabiオンマさんにご一緒していただき、
アミューズ・ミュージアムで開催中の南部菱刺し展
「麻と毛糸のハイファッション・美しい手仕事展」に行ってまいりました。


南部菱刺しとは、青森県南部地方の厳しい気候風土から生まれた技法。
そもそもは防寒と布の補強のため、麻布に木綿糸で施されていた刺子ですが
大正時代、化学染料で染めた毛糸が手に入るようになってきたことから
精緻をきわめた華麗な菱刺しの前掛けが作られるようになりました。
入手できるようになったとはいえ、貴重かつ稀少な毛糸。
その1本の毛糸を数本に割っては友人たちと分け合い、
「色数」を増やし、工夫を凝らして作り上げられた「マイカケ」は
農村の女性たちのハレの衣装でもありました。

展示の中には「みかん」のものもあります。
最初はこのように図案を作っていったんですね。

濃紺の藍染の麻布の上に、「色」を見せるか「技」を見せるか
そこらへんの攻防というか、意地のぶつかり合いには
かなりスリリングなものを感じます。
少ない色彩をいかに効果的に見せるかに賭けた
女性たちの執念の凄まじさに圧倒されてしまいますね。



写真オールOKという嬉しい展示だったので、
私メにしては珍しくかなり撮ってきましたが、
考えてみれば「マイカケ」の真価は、
濃紺の麻地と菱刺しとの強烈なコントラストにあるのですね。
やはり実物を見ないことには、あの迫力は伝わってきません。
7月4日まで展示されているので、ご興味ある方はぜひ!
sakuragiさん、mさんと合流。
東京駅八重洲口にある「ダバインディア」に連れて行っていただきました。
これでもかっ!とばかりに供される南インド料理をたらふく………
パパドやドーサといった珍しいメニューに加え、
大好物のマトンカレーも出てきて、もう大満足です\(~o~)/
私メは料理店でカメラを取り出すのが苦手なので、写真はありませんが、
盛り付けも美しく、実にお洒落。
もちろんお味もほうも確かですから、辛いのOKな方には断然お薦めです。
ただし、お腹を十分に減らしてから、いらしてくださいね。