本日の日記は、あくまで静岡ホビーショーのテストショット製作教室で配布されたキットの改修点でありまして、当日、タミヤ・ブースに展示されていた改修版テストショットでも修正されておりましたので、7月に発売される正規の製品版は全く手を入れる必要はないと思われますのでご安心を・・・。v(^^) では、教室で御一緒させて頂きました皆さんからのリクエストにお答えして進めさせて頂きます。実車写真で比較するより解りやすいと思いますのでドラゴンのプレミアム・バージョンのパーツと見比べて参りましょう。まずは側面から・・・

当日も皆さん気づいておられましたが、戦闘室と車体を繋ぐ尖頭ボルトとピストル・ポートの装甲栓(ドラゴンは別パーツですので穴が開いてるだけですが)のモールドがありませんので、再現する必要があります。車体と戦闘室は、内部で緩いL字型の板を介して接合されてますので、ボルトは車体側のボルトと対称な位置に付きます。ピストルポートは・・・・写真から測っちゃってください。(←オイオイ!) それと写真の反対側、左舷側の前面装甲板と側面装甲板を繋ぐピン(?というか円柱状の杭)のモールドが抜けてますから、右舷側を参考に修正しないといけませんね。パーツについては自作するか、大盤振る舞いするなら尖頭ボルトをアドラーズ・ネスト製、装甲栓をアベールのエレファント用セットに付属するものを使う手もありますし、もう少しチープに上げるならVoyagerのエレファント用のセットにレジンのボルトと装甲栓が付属してます(今も付いてるのかな?私の在庫には入ってました)のでそれを使うっていう手もありますね。で、お次は後面・・・

こちらも側面と同じく尖頭ボルトと装甲栓がありませんね。(^^; まま、側面と同様に修正しちゃってくださいマシ。でもって前面は・・・・

機関室上面にある3枚のクラッペを留めるヒンジのモールドがありませんね。(^^; このパーツはクラッペ側のパーツと同じ形状・同じサイズですので、“型おもい”で型とってポリパテで複製するか、まあ簡単な形ですからプラ板から削り出しても大した手間は掛からんでしょう。で、問題は上面なんですが・・・


上がドラゴン、下がタミヤなんですが・・・・・えらいアッサリしてるがな。(^^; まず、写真右下の照準器カバーのヒンジと雨樋(円弧状の線ですね)がサラッと省略されてますね。でローダーズ・ハッチの基部の薄い板状のモールドも無し(これはハッチを閉めた状態に組めば目立たない・・・かな?)。あと解りずらいかも知れませんがベンチレーターの左右にある、砲のトラベル・ロックの基部のモールドが・・・ただの芋虫みたいな状態で止まってますので何とかせんとイカンでしょうなあ・・・・。(^^; で、ついでに言うとコマンダーズ・キューポラの脇にある上面パエルの板状のモールドは、フェルディナンドからエレファントに改修された際に四角かったコマンダーズ・ハッチを塞いだ板ですので、もっと薄くしたほうがそれっぽい・・・かも。(^^;
あと全体に言えることですが、溶接部分が溝を切ってあるだけで溶接跡のモールドが施されておらず、やたらと深いのでこれはエポパテで埋めて溶接跡を再現しないと・・・・(^^;
まま、とんでもキットの紹介みたいになっちゃいましたが、冒頭でも書きました通り、このパーツは早い段階のテストショットですから、製品版には全く不安はありませんのでご安心を・・・。逆の見方をするとキットが製品として完成していく道程が読み取れる貴重なパーツと言えなくもないので、このパーツはこのまま置いておいて在庫のドラゴンの戦闘室をコンバート(当たり前ですが寸法は両社とも全く同じでちょっと裏側を加工したらピタッと合います)してっていうのが精神衛生上も悪くないかも・・・・爆。
最後に、テストショットを途中まで組んで解ったドラゴンとの差ですが・・・・まず車体自体はタミヤスタンダードで非常に組みやすい事。それぞれのパーツが面取りも何もなしで吸い付くようにピタッと決まり、サラサラタイプの接着剤を流し込むだけでアッサリ組みあがります。(ドラゴンはバリエーション展開用に車体後部が別パーツで、コレの合いが滅茶苦茶悪く摺合せに手間が・・・(^^;) それと転輪の形状が文句なしにタミヤの方が正確(ハブ部分が立ち上がった方の転輪の立ち上がりの高さがドラゴンは低いんですね)ですから、装甲栓を別パーツにしたりとかのディティールの表現方法は別として、まさにエレファントの決定版と呼ぶにふさわしいキットだと思います。まま、何にせよ7月の発売が今から待ち遠しいものでございますね!v(^^)
★引き続きブログランキングにエントリー中です!