だいぶ古い話であるが、佐々木幸男の「君は風」という曲があった。
私が当時高校生と言えば年齢がばれるか・・・
「セプテンバー・バレンタイン」という曲も好きだった。
ませた高校生だったかも知れない。
{愛しているからさよなら言うの
見つめる事だけが愛じゃないわ}と
笑っていないよ君の瞳が
そんなに悲しい言葉をどこに捨てるつもり
(セプテンバー・バレンタインより)
初めてちょっと渋めの喫茶店に行った時、上田正樹の曲を聴いた。
大人に憧れていた頃だった。
今から思えば、中学や高校生の当時に憧れていた大人のイメージは二十前半の人であったようだ。
大学出たての先生とかが大人の代表みたいな。
もっと年がいった人は、憧れの対象ではなく普通のおっさん・おばはんに過ぎなかった。
漠然としたイメージの中で、大人になろうとしていたし理想の大人を捜していたりしていたものだ。
ピュアと言えばピュアかも知れない。
ところで、最近、また高校生による殺人事件が起こった。
殺されたのは中学生だ。
恋愛感情のもつれからの犯行であったらしい。
恋愛感情が永遠に続くものではないということを知らなかったのだろうか?
高校生や中学生では、知らないことが多いのが当たり前なのだが、これは知っておいて欲しい。
「別れること」によって、色々わかってくることがあるというのを知って欲しい。
まぁー、人間だれしも恋愛中は頭がおかしくなっているから、その時に忠告しても聞かないだろうけど。
映画や音楽で別れを扱ったものは、世界中それも大昔から星の数ほどある。
そんな映画や音楽に感情移入出来るのは別れの体験をしたからである。
また、大人になって洒落たバーなんかで、BGMに別れの歌を聴きながら酒を飲むなんて結構楽しいものだ。
ちょっと、自虐的かも知れないが、そんな楽しみ方もあるのだ。
と、わかったようなことを言っているが、私もそこまで人間が出来ていない。
なかなか難しいものだ。