昨日、5月1日はメーデーだったんだ。
すっかり忘れていた。
といっても、以前にメーデーに参加したとかの経験はない。
単にカレンダーで、メーデーっていうのを確認していただけである。
たまたま行進している人を見て、あっ!今日だったんだという具合である。
ブルーカラーとホワイトカラーに別れていて、メーデーはブルカラーの人々が行うものといつしか思うようになっていた。
以前は、ホワイトカラーと言えばステータスが高いように思われていた。
きっと勘違いだったんだが、プライドが高かったのであろう。
私が社会人になった頃には、まだメーデーってある程度幅を利かしており、今日はメーデーだからと得意先や仕入れ先のメーカーの人が言っていたのを覚えている。
いつしかメーデーも、組合の力がなくなり、参加する人も少なくなった。
さて、労働者階級の団結と力を示す国際的な行動日がメーデーだが、今ほど労働者階級が虐げられている時はないのではないだろうか?
派遣社員という制度がある。正社員と派遣社員の差は給与面で異なる。
仕事面では、正社員と同じような仕事量をこなす。
では、正社員が良いかというと、そうでもなさそうだ。
時間外労働(サービス残業)で夜遅くまで働いても文句も言えない。
文句を言えば、どんな目に遭わされるかわからない。
日本では、労働基準法とか労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律がある。
しかし、必ずしも労働者に有利な法律ではない。
大昔の労働者が機械化に対して行った運動はラッダイト運動であるが、今では何に対して運動すれば良いのか・・・
グローバリゼーションという言葉は、貴方の職を奪っているのは、グローバル化が原因で企業には責任がないように使われている。
貴方がサービス残業しているのも、「グローバル化による競争に勝たなければ、会社そのものが無くなってしまうからですよ」と言われれば言い返すことが出来ない。
なぜ、商品が売れないのかは、グローバリゼーションとは全く関係のない性能的な問題であったり、商品コンセプトが需要にあっていない等が原因であったりしてもだ。
最近特に企業は人を使い捨てにしている観がある。
社会主義が敗北して資本主義が勝利したと言っていた時期があったが、理性が欲望に負けただけである。
社会主義も完全な体制ではなく、体制の上層部の欲望が理性を押しやった結果、体制が崩壊しただけである。
階級の固定化は社会主義の国でも資本主義の国でも起きている。
それに対して文句を言うべきではないだろうか?
政治家の2世・3世議員が幅を利かしている日本は、北朝鮮とどこが違うのだろうと思う。
まず、政治の世襲制を改めなければ。