社会保険庁が国民年金の納付率を上げる為に、納付免除を本人に無断あるいは代行行為を行って、見かけ上の納付率アップをしていたと言うことが明るみに出た。
でも、こんなのは当たり前のことである。民間なら当然行っていることだ。
事の本質を見ずに、民間も国も数字遊びに終始しているからである。
エクセル一つで数字の目標が決められる。
それが、意味のある事かどうかは考えずに、目標が決められるので、下の実行部隊は手法が違法でも何でも達成の為には取りあえず行ってしまう。
国であれ民間であれ、無理な目標というものは達成できないのである。
エクセル上で出来ても実際の世間ではそのように動かないのである。
これは小学生の低学年の時に知ることになるような次元の低い事柄なのである。
私も小学生の時、一人から10円もらえれば、100人で1,000円、10,000人で100,000円、1,000,000人で10,000,000円。
1,000万円もらうには100万人から10円もらえばよいのかと。
1日に2,740人、1時間に115人から10円もらえば、1年間で1,000万円の収入だと。
小学生ではここまでだ。大体無理なのが分かるのだが・・しかし、社会保険庁は違う。
さすがエリートだ。1年で計算するから無理なんだと!2年にすれば(分母をいじれば)実行できると。
1時間に58人、約1分に1人で良いじゃないかと。
さらに、これを10人でやれば年間5,000万じゃないかと。
数字の遊びは終わりがない。
しかし、民間とか犯罪者よりも、社会保険庁が簡単に数字遊びが出来るのは次の点である。
オレオレ詐欺(振り込め詐欺)でも、相手を騙してカネを振り込ませているのに、社保庁は振り込まなくても良いですよと。
詐欺師は振り込みがないと困るが、社保庁は、振り込みがなくても給料がもらえるから困らない。
やはり、お役人には勝てない。
ではでは。