昨日、本屋で面白い本を見つけたので、今までの補足説明をします。
その本のタイトルは、「高血圧は薬で下げるな!」 浜 六郎著 角川書店発行。
見出しに「血圧180/100まで治療はいらない」とあった。
まぁー、私の場合は上下ともにそれ以上だったので、飲まなければいけませんでしたが・・・
その本に述べられている考え方には共感できます。
私が高血圧の薬を飲もうと思ったのも、アメリカのガイドラインを読んでびっくりしたからです。
「ああっ~、私は分類分けで言えば、ヤバイ段階にいるのだ」と。
私は薬が嫌いで、大抵の薬(大衆薬)は飲まない・・・・
風邪薬だの頭痛薬だの飲む奴の気が知れないと思っている。
しかし、そんな私でも、血圧となると薬に期待を持ってしまう。
目標血圧値を決められたら、それに近づこうとする。
アメリカのガイドラインでの目標値は140/90。
何か薬を飲み出すと、その効果を期待してしまうのが人の常というものか・・・
わたしが血圧を測っている究極の目的は、薬を飲まなくても良いようにするためだ。
その目的に沿った内容の本が、上で紹介した本だ。
その本の中で、薬害(以下、副作用)について述べている部分がある。
たしかに副作用はどんな薬でもある。
私も、副作用があるから薬は嫌いなのだがガイドラインに従えば、飲まなければならない。
最近、気温が暖かくなってきたので、血圧が低めに出てくる。
そうなると、どうしても薬の服用量を減らしていきたくなる。
また、薬の変更も検討しようと思う。
カルシウム拮抗剤の効果は明確に確認できたが、次回から利尿剤に変えてみようかと思う。
以前、医者にアメリカのガイドラインでは第一選択薬に利尿剤となっているが、なぜ使わないの?と尋ねたことがある。
「アメリカでは、日本の健康保険制度と違うので安い薬を第一選択薬にしている。」との説明を受けた。
しかし、この本では有効な薬であり安全であるとも書かれている。
試してみる価値がある。
もう1点この本に面白いことが書いてあった。
血圧測定の時間だ。
通常、病院なんかでは朝に血圧を測って下さいと言われる。
しかし、アメリカのガイドラインやヨーロッパのガイドラインでもいつ測れとは書いていない。
日本の高血圧学会では指針を決めているが、それは次のようなものである。
起床後1時間以内、排尿後、座位1~2分間の安静後、服薬前、朝食前。
この本では、「早朝や夜更けは血圧の上下変動が激しいので、普段の血圧とは言えません。日中のゆったりした時間に計りましょう。日中仕事をしている人は、夕食後1~2時間後の決まった時間に測りましょう」とある。
これは、薬を服用していない人が高血圧かどうかを調べるために家庭で測定する時間を書かれているのだと思う。
薬を服用している私は、一日の測定回数を増やして一日の平均値を算定しなければならないのだろうか?
なんにしても、自己管理(血圧測定も含めて)が重要だ。
大事なのは、薬だけではなく、運動(体重)と食事制限(Na)と睡眠不足改善をもっと努力していかなければならないみたいだ。
それにしても、本態性高血圧はやっかいなものだ。