今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

戸塚第一小学校創立130周年の時に思ったこと

2007-05-09 23:34:32 | 商店会長のコメント
今年27歳になる娘が小学校の5、6年生だった2年間、私自身も卒業生である地元、戸塚第一小学校のPTA会長を務めさせていただきました。

昨年10月7日、その小学校の創立130周年記念行事が行われました。私は元PTA会長で地元商店会の会長という事で周年行事実行委員会の副会長にさせていただきました。そこで130年前にこの小学校はどのようにしてつくられたかを調べてみました。もちろん当時の方はいらっしゃらないので残された書類を皆さんで読みました。

130年前、地元の裕福な方はお金を出し、友達の多い人は友達に頼み、力のある人は力を出しました。そうなんです、皆んなで作ったのですこの学校は。

学校開設時、この学校は校長先生と一般の先生がお一人、生徒は8名だったと書かれていました。校長先生は顎鬚(あごひげ)の長い威厳あふれるお姿が絵で残っていました。この先生方に頼んだのです、自分達の子供の教育を。自分達では出来ないので頼んだのです。

130年経って、この学校は新宿区立になりましたがスタートの時、学校は間違いなく私達のものでした、文部省のものでも、先生のものでもなかったのです。自分達の学校であり、先生に子供の教育を頼んでいたのです。

自分達のものならもっと学校に行こう、お願いして頼んだのならもっと感謝しよう、という気持ちが周年行事実行委員会の共通認識なったような気がします。今回教育再生に関する特別委員会の委員にしていただき、現状の荒廃した学校事情を聞かされると「原点に戻ろう」という思いが強くします。
コメント
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