「まだスーパーのレジ打ちの方がましだ」という発言

本日の衆議院本会議に介護ビジネス最大手のコムスンの不正と破綻から出来たともいえる「介護保険法及び老人福祉法の一部を改正する法律案」が内閣から提出されました。併せて議員立法として委員会にかけられた「介護従事者の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律案」が厚生労働委員長から提出され、両案ともに全会一致で可決されました。

「介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律案」は厚生労働委員会に議員立法として提出された法律案ですが、当初、民主党から提出されようとした法律案は「介護従事者に一律月額二万円を支払う」という財源も明確でなく、結果として介護保険料の値上げに続くと思われる、ただただ混乱させる事だけを目指しているような法案でした。

民主党の中でも「国から二万円の給料を全介護従事者に支払う」という法案には「あんまりだ」という御意見があったのでしょう、今回の自民党提案の法案に共産党も含めて全会一致として可決されました。

当初の民主党独自案に関連した、本会議での民主党議員の質疑の中で「介護従事者の処遇は悪く、これならスーパーのレジ打ちの方がまだましだ、という言葉が現場では溢れています」という言葉が有った事を思い出しました。本日午前中に行われた国会対策委員会で自民党の議員立法提出者に「うちの店のパートさん達を差別するような発言に厳重抗議をして下さい」とお願いしました。