群馬県沼田市で講演

本日（１０月３日）１０時５２分東京駅発の上越新幹線たにがわ４０７号に乗って上毛高原駅に向かいました。１４時から沼田市役所さん主催の講演会で講師、テーマは「新しい時代の防災」です。

私が生れ育った新宿区の中山 弘子区長さんが沼田市の御出身という関係から沼田の星野市長さんとは議員になる前から懇意にしていただき、御当地の老神温泉旅館組合さんは「震災疎開パッケージ」の支部にもなっていただいています。

そんな親しい関係の沼田市さんからの講師依頼だったので喜んで伺いましたが、何だか大きな事が起こりそうです。戦時中に板橋志村地域の子供達が学童疎開で沼田に行っていたのですが、その事までが関係する「アンテナショップ事業」が出来るかも知れない、ということです。

もう少し目鼻が付いたら詳細をお知らせしたいと思いますが、確実に産地と消費地の緊密な連携、「農商工連携」のモデルになると確信しています。写真は沼田市の「グリーンベル２１」で開かれた講演会の風景です。

「無駄撲滅」大賛成、でもいろいろな無駄が有ります

吉原宿ダイヒョーさんから「今年度の補正予算で実施するはずだった地域商店街活性化事業。今のところ棚上げになっていますので、やるのかやらないのか、ぜひ早めに返事が欲しい！事業化のタイムリミットまで残り少ないと思うのですが…」というコメントをブログにいただきましたので、昨日（１０月２日）お電話をしたところ「朝一番に事業計画採択という連絡が来ました」とのお返事、本当に良かったと思います。

新政権移行後、各省庁ともに予算の執行に腰を引いているように見えます。無駄だと思うなら今からでも「不採択」の通知をすればよい。必要だと思って「採択」の通知を出したならば新大臣、副大臣、政務官にもちゃんと説明が出来る筈です。

無駄を省くことは大賛成ですし、効果の出ていない予算を見直しする事は重要だと思います。それ以上に使いにくく、アリバイ作りのような注釈、文言に振り回され現場で本当の力を発揮しづらい点を見直すことも大切です。

予算が必要か、不必要化だけが「無駄」を計る基準では有りません。例えて言うならば水産庁の「元気な漁村づくり」という通称の補助事業が有るのですが「事業で赤字が出たらその半分を補助」という一見、面倒見の良さそうな文言が付いた補助事業です。しかし最初から赤字を目標に動く事業者はいませんから広がりません。

「地元漁協と地元行政、それに消費地サイドを結んで新業態、モデル事業を立ち上げろ。上限は１千万円、事業費の３分の２までは補助する。この事業を行う事での収益の規模と時間も明記して事業計画を出せ」というふうにすれば、必ず日本各地で新事業が動き始めます。

新しい業態とかモデル事業にはリスクが伴います。そのリスクの一部を国が面倒を見ることで、きちんと利益の出る組織が出来れば税収は上がり、我が国の財政の健全化には大きく寄与できると確信しています。

今日は午前１０時５９分に東京駅を出る新幹線に乗って海の無い群馬県の沼田市さんへ行って来ます。市役所主催の講演会に講師としてお呼びいただきました。「震災対策と地域間交流」をテーマに「観光事業の活性化」も含めてお話しさせていただこうと思っています。