一川保夫防衛大臣がブータン国王をお招きしての宮中晩餐会を欠席して民主党参議院
議員のパーティーに出席し「私はこちらの方が大事だと思って・・」という御挨拶をしました。
昨日の参議院予算委員会でそれを問われると事実を認め陳謝しました。
御存知のようにこの防衛大臣は就任時、「安全保障は素人だ、これが文民統制だ」という
意味の発言をされた方です。一言偏句を抜き取って騒ぎたて、大臣の首を取った所で何の
国益にもならないとは思いますが、しかしこの大臣は酷過ぎるのではないでしょうか。
人材が不足しているならばそれを認め、現実的な党綱領を策定して連立の道を探らないと
民主党政権は早晩行き詰まることは明白です。しかし、それが無理ならばこの国家的危機を
乗り切るためにも内閣の改造は行わなければならないと強く思います。
財政危機のイタリア新内閣は首相を先頭に閣僚は大多数が民間の専門家だと報道され
ています。震災、津波、原発事故と国家的な危機である日本もまったく状況は同じです。
「国家経営」という視点に立って考えなければならない時なのです。
首相が社長ならば大臣は担当取締役と言いたいところですが、今の顔ぶれでは担当部長
程度だと思いますが、その部長の大多数をまったく現場経験の無い素人で構成する会社は
有りません。議員内閣制度の抜本改革が急務です。