新聞の記事を見て、昨日(3月28日)午後6時30分から法政大学
市ヶ谷キャンパス80年館7階で開かれた「平和の文化東京ユネスコ
クラブ」さん主催の講演会に参加しました。講師ではなく受講者です。
大勢の皆さんが参加された講演会、講師は宮城県南三陸町のホテル観洋の
女将、阿部憲子さんです。
「津波が郷土をのみ込むさまを目の当たりにする。『籠城』を決意、食材を
かき集めて宿泊客や避難住民を最優先に、1週間、自分たちは1個の
おにぎりを二人で分けてしのいだ。半年間、約600人の被災者を受け入
れる。被災者と共にと始めた無料の英会話教室・そろばん塾『寺子屋』
は今も続く。」
「被災地の実情を、第三者の方々に肌で感じていただき、お伝えして
もらうのが一番大切と、宿泊客に南三陸を案内する『語り部ツアーバス』
を毎日、走らせている。」
約1時間、2011年の3月11日から現在までの、津波被災地の実態と
今後について淡々とお話しされました。「淡々としたお話」だからなのか、
受講されている皆さんの胸の奥に入られたと感じる講演でした。