先週の金曜日(10月25日)、霞が関の国土交通省に伺う用事が
有ったので9時過ぎに小竹向原駅から地下鉄有楽町線に乗車、
運よく私の前の優先席が空いたので腰をかけました。
池袋駅から大勢のお客様が乗り込み車内は混雑、私の前の方の、
その後ろに立っている女性のバッグに「赤ちゃんがお腹に居ます」
という小さな缶バッチが下げられているのが見えました。
手を伸ばせば届く距離だったので、軽く缶バッチに触れ「掛けて」と
申し上げ、席を立ちました。麹町までの間、その女性は下を向いて
目を閉じられていましたが降り際に「ありがとうございます」とニッコリ
ほほ笑んでくれました。
「実は2週間前に娘に二人目の子が授かり・・」
「一昨日まで娘の所に行っていました・・」
「携帯電話の待ち受けに家族やペットの写真を載せた事はないの
ですが、今回は載せました、これがその・・」
「来月初旬には息子の所でも子供が授かるんです・・」等々、
お話ししたい事はいっぱいあったのですが、もちろん迷惑になる
ので、こちらもほほ笑み、会釈だけでお別れしました。
一日中、何となく嬉しい気持ちでいっぱいでした。「良い事をしたね」
と言われましたが、翻って考えるとあまり良い事をしていない日常
なのでは、と反省です。席を譲らせていただき、感謝です。