来週の木曜日、12月19日に首都圏直下型地震の被害想定が発表されます。
想像を超える被害想定が出されると言われています。
先日取材でお見えになった朝日新聞の記者さんから「東日本大震災の被災
者数は38万人でした。今でも22万人の皆さんが仮設住宅に住まわれて
います。しかし、首都圏直下型地震の被災者数は700万人と想定されて
います。国はいったい何が出来るのでしょうか?」という質問を受けました。
「700万人を全て助けようと思う発想からは『無理』とか『困難』という言葉しか
出て来ないと思います。先ず大事なのは発想を最小単位に戻すこと、『うちの
家族を殺さないためには何をしたら良いのか』からスタートすることだと思い
ます」とお答えしました。
そこから出てきた優先順位が
1、家の耐震補強
2、家具の転倒防止
3、水と食料の備蓄と携帯用トイレの用意
4、自分達で選ぶ「疎開先」
だと思って活動してきたのが商店街の震災対策「震災あんぜんパック」です。
http://www.m-shoutengai.com/shinsai/
ネット上からも御加入出来ますので、是非一度ご覧になって下さい。
「日本を強く、しなやかに」をテーマに議員立法で上程された国土強靭化法案
が先週成立しました。震災多発の百年を迎え、今こそ必要な法案だと言われ
ながら「土建族議員のバラマキ法案だ」から始まり最後は「名前が難しい」等々
の感情的反対を乗り越え、無事に成立しました、喜ばしい限りです。