中国の国家主席が韓国を訪問し韓国大統領と会談、その中で
中韓自由貿易協定(FTA)の年内妥結が合意されました。また、
中国トップとして初めて韓国の大学で講演をしたそうです。
中韓の間には北朝鮮が在り、地続きだとは言えませんが、隣同士の
国が仲良くすることは大事だと思います。しかし初めて訪れた外国の
地で、ましてやトップ同士の会談の場で第三国の悪口で盛り上がる
のは、日本人の感情では考えられない品の無さです。
内政に不安感の有る時には外に敵を作り自身の政治的立場を
強固にするのは政治家の常とう手段です。中国の国家主席も
韓国大統領も相当に追い詰められた立場なのは明白でしょう。
国家主席として初めて韓国の大学で行った講演の中で日本の歴史
改ざん、挑発的行為という話が本当にされたのなら、講演内容を
精査し、「嘘」をついているならば、日本政府として断固抗議をする
べきだと思います。
しかし、殴った奴の拳の痛みは消えても、殴られた奴の痛みは決して
消えない事も忘れてはならないと思います。今一番大事な事は日本
国民は冷静になる事です。終わりの見えてきた国家指導者が最後の
手段のように出した策に乗ってはいけないという事です。
私が経営していた食料品スーパーにも多くの韓国、中国の留学生
がアルバイトで働いてくれました。
その子たちは異口同音に
「日本人は鬼のようだと言われて来たのに、皆さん本当に優しい」
「日本人は我々がどの様な教育を受けているか、あまりにも知らない」
「人のために働くという行動を生まれて初めて見た」
「恥を知る、という日本の教育は素晴らしい」
等々の言葉を聞きました。
今後の日韓、日中の関係改善のためにはより多くの留学生を受け
入れ、母国での対日教育がどれ程、間違っているかを知ってもらう
ことも大切だと思います。大事なのは現実を正確に見せる事です。