十代に観た映画は粗筋とかはぼけてしまっても、そこから受けた印象は何かの弾みで記憶の片隅から現れる。
そんなファントマシリーズの第2作、『ファントマ/電光石火』(アンドレ・ユヌベル監督、1965年)。
当然に、サスペンスコメディである。
一年前、国民を恐怖に陥れたファントマを追い払った功績のジューヴ警視への勲章授与式。

盛大に行われているその会場に、ファントマからの伝言が入る。
「受勲おめでとう ファントマ また会おう」
場所は変わり、ファントマが部下を従え科学研究センターに乗り込み、マルシャン教授を拉致する。
マルシャン教授と共同研究をしているルフェーヴル教授。
二人とも催眠術の専門家で、他人の思考を制御し離れた場所から指令を送れるテレパシー光線の装置を開発中である。
これが完成し、ファントマが手にすれば世界征服する可能性がある。
だからファントマは、次にルフェーヴル教授を誘拐するはずである。
ファンドール記者は、ルフェーヴル教授が行く予定のローマの科学会議に、自分が教授に変装して身代わりに行くことにする。
片やジューヴ警視も、ファントマが現れるはずだとローマ行の列車に乗り込む・・・
ローマに着いてからの、ファンドール記者が扮しているルフェーヴル教授が、観ていてややこしくなる。
ファントマも、ルフェーヴル教授に扮して現れるのである。
それに、当のルフェーヴル教授も後からローマにやって来る。
みんな同じ顔をしている。
だから、ファンドール記者の恋人エレーヌと弟ミシューは、うっかりファントマに拉致されてミシューが人質になってしまう。
変装は、ジューヴ警視もいろいろとやってみせる。
神父の格好をした時なんか、観光客から赤ん坊に洗礼をしてくれと絡まれ困ってしまう。
そんなおバカなジューヴ警視のド・フュネスを見ていると、映画の楽しみが100%滲み出てくる。
そして終盤の、宮殿にての仮装舞踏会以降。
ファントマに捕まってしまうファンドール記者やジューヴ警視たち一行に、例のテレパシー銃の試作品が威力を発揮する。
続いて、追うファンドール記者とジューヴ警視。逃げるファントマ。
ファントマは最後には、なんと車が飛行乗用車となって空を飛んでいく。
それでも追う二人は、運よく飛行機で追いかけるが、そこはドジなジューヴ警視のために取り逃がしてしまう。
という、お話し。
映画の面白さは、こうでなくちゃと言う見本がここにある。
そんなファントマシリーズの第2作、『ファントマ/電光石火』(アンドレ・ユヌベル監督、1965年)。
当然に、サスペンスコメディである。
一年前、国民を恐怖に陥れたファントマを追い払った功績のジューヴ警視への勲章授与式。

盛大に行われているその会場に、ファントマからの伝言が入る。
「受勲おめでとう ファントマ また会おう」
場所は変わり、ファントマが部下を従え科学研究センターに乗り込み、マルシャン教授を拉致する。
マルシャン教授と共同研究をしているルフェーヴル教授。
二人とも催眠術の専門家で、他人の思考を制御し離れた場所から指令を送れるテレパシー光線の装置を開発中である。
これが完成し、ファントマが手にすれば世界征服する可能性がある。
だからファントマは、次にルフェーヴル教授を誘拐するはずである。
ファンドール記者は、ルフェーヴル教授が行く予定のローマの科学会議に、自分が教授に変装して身代わりに行くことにする。
片やジューヴ警視も、ファントマが現れるはずだとローマ行の列車に乗り込む・・・
ローマに着いてからの、ファンドール記者が扮しているルフェーヴル教授が、観ていてややこしくなる。
ファントマも、ルフェーヴル教授に扮して現れるのである。
それに、当のルフェーヴル教授も後からローマにやって来る。
みんな同じ顔をしている。
だから、ファンドール記者の恋人エレーヌと弟ミシューは、うっかりファントマに拉致されてミシューが人質になってしまう。
変装は、ジューヴ警視もいろいろとやってみせる。
神父の格好をした時なんか、観光客から赤ん坊に洗礼をしてくれと絡まれ困ってしまう。
そんなおバカなジューヴ警視のド・フュネスを見ていると、映画の楽しみが100%滲み出てくる。
そして終盤の、宮殿にての仮装舞踏会以降。
ファントマに捕まってしまうファンドール記者やジューヴ警視たち一行に、例のテレパシー銃の試作品が威力を発揮する。
続いて、追うファンドール記者とジューヴ警視。逃げるファントマ。
ファントマは最後には、なんと車が飛行乗用車となって空を飛んでいく。
それでも追う二人は、運よく飛行機で追いかけるが、そこはドジなジューヴ警視のために取り逃がしてしまう。
という、お話し。
映画の面白さは、こうでなくちゃと言う見本がここにある。