夫と二人で二泊三日京都の旅をしてきました。
中学、高校と修学旅行、若い頃と、何度か訪れましたが、熟年となった今感じるものはまた新しい感覚でした。
印象深かったのは
東寺金堂、三十三間堂、広隆寺です。
東寺は講堂の雑然と(?)置かれた国宝仏像群も面白かったですが、金堂の壮大な空間に圧倒されました。荘厳・敬虔・浄化・そんな言葉が浮かびます。全てが救われる気がしました。
三十三間堂、まさに圧巻。凄いの一言。以前は裏側にあった仏像が前にきたのもいいですね。千体もの観音様が均整のとれたスタイルで整然と並ぶ様は人智を超えた異次元の力を感じます。
こういうものを作ろうという熱きエネルギーが凄いと思う。
広隆寺。実は半跏思惟像だけだと思っていました。認識不足ですみませんでした、あまりの凄さにびっくり仰天。来て良かった〜!凄いんですよ、どれもこれも。さすが古いお寺ですね、何百年もの間よくぞこれだけの素晴らしい仏像をこんなにたくさん保持してきたものだ。これを作った人、作らせた人の力量に圧倒されました。あれもこれも、その美しさ、慈悲深いお姿にジーンと、心洗われるひとときでした。
今回は主に古美術鑑賞が目的でした。
絵画では養源院が良かったです。
本物がそのままの状態で見られるのは貴重です。重みが違いますね。俵屋宗達は現代アートです。
冬の、しかも平日に行ったので人が少なく、ゆっくりじっくり鑑賞できたのが良かったです。場所によっては独占状態でした。
例外の場所もありました。
伏見稲荷です。
ここはもう、駅から道から人で溢れていて笑っちゃいました。いかにも観光地へ来たみたいだなぁ。でもこれじゃああの鳥居で写真撮るのは無理だろう、と思いきや、人が分散されるんですね、ちゃんと撮れました。
良い旅行ができました。
筋肉痛のお土産付きです。