『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々1098  お彼岸の津久井湖水の苑地

2024-09-30 23:39:44 | まち歩き

9月のお彼岸。水の苑地も秋の風情が漂っている。

酔芙蓉。午前中なので白い。

酔芙蓉。午後は桃色に変わる。

アメジストセージ。まだまんかいではない。

ヤブラン。

紫式部。

百日草はもうおわり。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(藤原敏行 ?~901年 古今集)

 


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翻訳(韓国語→日本語)不便なコンビニ(三角おにぎりの用途)3-4

2024-09-26 23:48:26 | 翻訳

不便なコンビニ(三角おにぎりの用途)3-4

韓国語学習のための翻訳で営利目的はありません。

著者:キム・ホヨン

 気が付くとドッコさんが倉庫のドアを開けたままソンスクを見下ろしていた。

 ドッコさんは静かに近づいてソンスクに手を差し出した。彼女は彼の手を掴んで立ち上がった。すぐにちり紙をひとつつみ掴んだ彼の手がソンスクの目前に入ってきた。ソンスクは彼がくれたちり紙で涙と鼻水をぬぐった。唾も拭いた。それでも中から何かがしきりに溢れ出るようで深呼吸をするように息を鳴らさなければならなかった。

 ドッコさんに連れ出されて外に出ると、明るい朝の日の光がコンビニのガラスを通っていた。ドッコさんは飲み物コーナーに行くとトウモロコシ髭茶を一つ持って来た。

 「落ち着く時はトウモロコシ・・・トウモロコシ髭茶いいです。」

 これがどんなポップコーンが飛び出す音なのか、困惑している彼女にドッコさんがトウモロコシ髭茶を取って渡した。ソンスクはしばらく彼女の前に置かれた好意を眺めていて結局受け取って飲んだ。何としてでもこみあげるものを抑えなければならなかった。彼女はトウモロコシ髭茶を真夏の生ビールのようにごくごくと飲んだ。

 渇きが収まってしまうとソンスクは自分を持て余して大騒ぎした。ドッコさんは待っていたようにそんな彼女の言葉に熱心に耳を傾けた。カウンターに立ったままでソンスクは、涙をぬぐいながら呆れた有様になった息子について、堰を切ったようにぶちまけ始めて、向き合っているドッコさんはうなずきながら彼女のうっぷんが混じった嘆きを聞いてくれた。 「到底理解できないです。そもそも安定した職場を放り出して、異常なことにはまって人生を無駄にしているでしょう? 株や映画製作、全部賭博のようなことじゃない?そもそも息子はどこから間違ったの?」

 「そのこと・・・まだ若いじゃないですか。」

 「今30ですよ。30!人の役目を果たせない30歳のプータローと違わないです。」

 「ところで息子さんと話を・・・してみましたか?」

 「私の言葉なんか聞きもしないです。うんざりして避けていますよ。数えきれないほど引きとめて話したんです。ところが、息子は私を無視して今は避けています。あいつには私はお手伝いでなければ下宿の主人に過ぎないんです!」

 「息子さんの話をまず・・・聞いてみてください。今見ると息子さんが、話を聞かないにしても・・・ソンスクさんも息子さんの話を・・・聞かないようです。」

 「何ですって?」

 「今私の話はよくお聞きになるけれど・・・息子さんの話も聞いてみてください。なぜ・・・会社を辞めたのか・・・なぜ株をしたのか・・・なぜ映画を作ったのか・・・そんなことです。」

 「聞いたら何ができるの!全部自分がしたいとおりにしてつぶれたのだから。今私に話もしないから。」

 「それでも話すことがあることは・・・あるじゃないですか?」

 「まあ・・・もう3年前ですね。会社を辞めると言うのでかんかんになっておこったのよ。大企業を頑張って入って、なぜ辞めるのと。」

 「なぜ辞めるのか、それで・・・わかりましたか?」

 「わからないんで。」

 「もう一度訊ねてみてください。なぜ・・・辞めるのか。なぜ・・・大変だったのか。小母さんの息子さんだけがわかっているじゃないですか。小母さんも息子さんのことだから・・・知らなければならないです。」

 「本当に辞めたのか頭ごなしに叱ったんです。どうして辞めたのか訊ねても言葉を濁すのでただ我慢していただけです。しかし、それで叫んでしまったのです。自分の父親が突然家出したようにそういうことです。」

 ソンスクはあたふたと自分の話をぶちまけた。同時に自分の目の縁が湿っていると感じて、男にその姿がどのように映っているか、やっと思い浮かんで努めて涙を我慢した。男は表情をぴくっとさせて、しばらく熱心に考えていて、急にソンスクに丁寧な微笑を向けた。

 「怖がっていらっしゃいますよね。息子さんが・・・お父さんのようになるかもしれない。」

 ソンスクの涙がぴたりと止まった。続けて我知らずに頷いた。

 「私の話はそのことです。息子だけは違って大きくなったと思っていたのに・・・私が間違って育てたようです・・・。私なりに最善を尽くしたのに息子は何もわかってくれなくて・・・毎日部屋でゲームばかりして・・・・ああ。」

 ドッコさんがもう一度ちり紙のかたまりをソンスクに渡した。彼女がそれで涙をぬぐっているとお客さんが入ってきた。ドッコさんは倉庫に向かい、ソンスクは態度を改めてからお客さんに応対するためにレジに向かった。

 お客さんが出て行きドッコさんが再びソンスクの前に来て立った。彼女は今少し気が静まったので彼に向かってぎこちない微笑を見せた。

 「私の話が多すぎたでしょう?あまりに手に負えなくて・・・どこも訴えるところもなくて・・・。ドッコさんが聞いてくれて少し気分がほぐれたようです。ありがとう。」

 「そのことです。」

 「何がですか?」

 「聞いてあげれば気分がほぐれます。」

 ソンスクは目をまん丸く開けて前に立つ男の言葉を傾聴した。

 「息子さんの話も聞いてあげてください。そうすれば・・・気分がほぐれます。少しでも。」

 やっとソンスクは自分が一度も息子の話をほとんど聞いてやらなかったことに気づいた。いつも息子が自分の望むとおりに生きることだけ望んで、模範生として過ごしていた息子がどんな悩みや苦しみで母親が敷いたレールから離脱したのかは聞かなかった。いつも息子の脱線について問い質すことに忙しく、その理由なんかは聞いている余裕がなかった。

 「このこと・・・。」

 ドッコさんがすぐに何かをカウンターに置いた。三角おにぎりツープラスワンセットだった。疑わしい表情で眺めるソンスクにドッコさんが歯をむきだして笑った。

 「息子さんに持って行ってあげてください。」

 「息子にですか?・・・どうして?」

 「チャモンがそうなんですが・・・ゲームをしながら・・・三角おにぎり・・・食べるのがいいと言うんです。息子さんのゲームの時・・・あげてください。」

 無言でドッコさんが置いた三角おにぎりを見下ろすソンスクの耳にドッコさんのつぶやきが聞こえてきた。

 「でも三角おにぎりだけあげては・・・駄目です。手紙・・・一緒にあげてください。」

 ソンスクが頭をあげてドッコさんを眺めた。ドッコさんがソンスクをまっすぐに見ていたが、彼女にはそんな彼が本当にゴールデンレトリバーのように見えた。

 「息子さん・・・しばらく聞いてあげられなかった、今聞いてあげるつもりだから、話してくれと・・・手紙に書いてください。そして・・・そこに三角おにぎり・・・載せておきます。」

 ソンスクはドッコさんが渡した三角おにぎりをもう一度見下ろしながら唇をかみしめた。ドッコさんがズボンの財布からくちゃくちゃの千ウォン紙幣3枚を取り出した。

 「私のおごりです。はやく・・・読み取ってください。」

 ソンスクは上司の指示に従うようにドッコさんが指示するまま三角おにぎりにバーコード読み取り機を当てた。ぴい、音とともに「決済が完了しました」という機械音が聞こえると、彼女の頭の中を複雑に行き来していた不安感が完了した気分だった。人の代わりに犬を信じるソンスクは、善良な大きな犬のように見えるドッコさんの言葉にもう一度頷いた。

 ドッコさんが歯をむきだしながら笑ってコンビニを出て行った。ちりん。ベルが鳴った瞬間ソンスクは自動反射のように三角おにぎりの下に置く手紙の内容が浮かび始めた。


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映画雑感56(2024年8月)

2024-09-11 23:30:33 | 映画

ザリガニの鳴くところ

①ザリガニの鳴くところ                           面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2022年 米国                          配給:netflix

主演:ディジー・エドガー・ジョーンズ

コメント:ノースカロライナ州の沼地でただ一人住んでいる若い女性が殺人罪で起訴される。暴力的な父親のせいで母親や兄弟たちが逃げ出し、幼いころから父親と二人で暮らしてきた女性だ。最後にどんでん返しがある。南部の保守的な土地柄と蒸し暑さを感じる映画。

 

②アフタースクール                             面白さ(5点満点):☆☆☆

制作年・国:2008年  日本                         配給:u-next

主演:大泉洋

コメント:中学時代の同級生3人が20年ぐらいたってもその頃の気持ちを忘れない。一人は中学教師、一人は商社マン、一人はやくざにつかまって売春させられている。どんでん返しがあり、甘い終わり方に好き嫌いが分かれる。

 

③レジェンド オブ フォールー果てしない想いー                面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:1994年  米国                          配給:netflix

主演:ブラッド・ピット

コメント:第一次世界大戦をはさむ時代のモンタナの牧場の3人兄弟の物語。一人は戦死、一人は議員になり、一人は家を出て世界中を放浪して帰郷する。雄大な自然と西部劇らしさが溢れている。

 

④パワー オブ ザ ドッグ                          面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2021年  米国                          配給:netflix

主演:ベネディクト・カンバーバッチ

兄弟で経営しているモンタナの牧場。弟は医者の未亡人と再婚し、その息子も夏休みに牧場に滞在する。兄は弟の妻と息子が気に入らない。 同性愛的な気配が漂ったり、殺人の気配も漂うがはっきりはしない物語。カンバーバッチがうまい。

 

⑤鍵泥棒のメソット                              面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2012年  日本                          配給:u-next

主演:堺雅人  

コメント:売れない役者が風呂屋で倒れた人の鍵を盗んで借金を返済する。倒れて病院に運ばれた男は記憶喪失になり、自分が誰かわからない。その男の職業は殺し屋。最近の日本映画の甘い終わり方は好き嫌いが分かれる。

 

⑥アウトフィット                               面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2022年   アメリカ                       配給:netflix

主演:マーク・ライランス

コメント:シカゴで腕の良い仕立て屋。お客は土地のギャングたち。お店でボスの息子が殺されたことから大事件に巻き込まれる。お店の中だけで展開される物語。

 

⑦チケット ツウ パラダイス                         面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2022年   アメリカ                       配給:netflix

主演:ジョージ・クルーニー

コメント:離婚した夫婦がインドネシアの青年と結婚しようとする娘をとめるためにバリ島にやってくる。バリ島の風習が美しく楽しい。

 

⑧消えない罪                                 面白さ(5点満点):☆☆☆☆

制作年・国:2021年   アメリカ                       配給:netflix

主演:サンドラ・ブロック

コメント:警官殺しで20年服役した女が刑期を終え、養子に出された妹を探し始める。美しかったサンドラ・ブロックがうらぶれた中年女になる熱演ぶり。


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読書感想343  ①イングリッシュマン ②日の名残り ③日ソ戦争 ④日本列島はすごい

2024-09-02 23:03:59 | 小説その他

日ソ戦争 帝国日本最後の戦いの画像日本列島はすごい-水・森林・黄金を生んだ大地 (中公新書 2800)の画像イングリッシュマン 復讐のロシア  日の名残りの画像

 

①イングリッシュマン                        面白さ(5点満点):☆☆☆☆

著者:デイヴィッド・ギルマン     出身国:イギリス       生年:不詳     

出版年:2020年    邦訳出版年:2023年   邦訳出版社:(株)早川書房    訳者:黒木章人

コメント:元フランス外国人部隊の隊員でイングリッシュマンと呼ばれる男の活躍するアクション小説。ロンドン金融街の銀行役員が誘拐され、M16の高官が引退してフランスの片田舎にもとフランス外国人部隊の隊員たちと暮らしているイングリッシュマンを呼び出し捜査を依頼する。舞台はアフリカからフランス、そしてイギリス、最後にロシアで決着がつけられる。これを読んで思うことは、日本では書けない小説だということだ。現実に情報機関があって国際政治の中で暗闘を続けているアメリカとかイギリス、そして敵役のロシアでなければ、リアリティーが出てこない。現代を舞台にしているからだ。

②日の名残り                            面白さ(5点満点):☆☆☆

著者:カズオ・イシグロ        出身国:日本  国籍:イギリス    生年:1954年

出版年:1989年   邦訳出版年:2001年   邦訳出版社:(株)早川書房    訳者:土屋正雄

受賞歴:ブッカー賞受賞

コメント:長年貴族の邸宅で働いてきた執事の回想録。仕えてきたダーリントン卿が亡くなり、邸宅はアメリカ人の手に渡る。新しい主人の勧めで旅行することになる。目的は昔一緒に働いてきた女中頭に会うこと。この執事の主人にたいする盲従ぶりがすさまじい。読んでいて主人公に対する共感は勿論興味もわかなかった。なぜこの本が評価されるのかわからなかった。

③日ソ戦争ー帝国日本最後の戦い                   面白さ(5点満点):☆☆☆☆

著者:麻田雅文       出身地:東京都      生年:1980年

出版年:2024年       出版社:中央公論新社 中公新書

コメント:日ソ戦とは、1945年8月8日にソ連軍が満州や朝鮮半島、南樺太、千島列島に攻め込んできて8月15日になっても一方的に戦争を継続し9月上旬まで続いた戦争である。両軍の参加兵力は200万人を超えたという。

1943年8月の米軍統合参謀本部の報告書ではソ連の対日戦参戦について次のように記している。「ロシアはいずれ対日戦に介入する可能性が高いが、ドイツの脅威が取り除かれるまではそうしない。その後は、己の利益を考えて決断し、わずかな犠牲で日本が負けると思ったときにだけ介入する」そのとおりになったのである。

連合国側のヤルタ会談を踏まえたヤルタ秘密協定ではローズベルト、チャーチル、スターリンが1945年2月8日にソ連の対日戦への参加の見返りとして、南樺太、千島列島のソ連への帰属、満州については旅順のソ連の租借、鉄道・港湾の利権については蒋介石の同意と個別協定の締結が決まった。しかしドイツが降伏した後の1945年7月26日でのポツダム宣言は米・英・中の三国宣言で日本軍の無条件降伏を求めている。ソ連とは一切協議されていない。ソ連は正式の参戦要請を求めたがトルーマン大統領に断られている。日本や東アジアの戦後処理にソ連が関与するのを望んでいないと判断したスターリンは自力でヤルタで約束された利権を手に入れるべく、ヤルタ秘密協定でのドイツ降伏後2,3か月以内の参戦の期限を守って1945年8月8日に対日戦に参戦した。

一方日本側はソ連の参戦についてどう考えていたのか。ソ連は参戦しないと考え、連合国側との仲介の労を取ってもらおうと考えていたのである。スターリンの粛清のこともシベリア鉄道を使っての極東方面への兵士、武器の大量の移動の報告が入っていても、大本営が無視したのである。希望的観測にすがりついていたのである。またドイツの降伏、太平洋各地での敗戦の報が入っていたにもかかわらず、国体の護持を条件に無条件降伏を拒んでいた。将棋でも囲碁でも完全に手詰まりになり、負ける状況がわかれば数手前で負けを認める。戦争のプロがシュミレーションで負けがわかっている戦争を始め、終わらせないという心理的な問題は何なのだろう。軍に勝手なまねをさせないために文民統制が必要だと言われる。しかし、この敗戦のごたごたを見ると、自分の命を懸けて戦争を始めた人々ではないうえに、敗北の責任も自分の命で取ろうとしているとは見えない。軍に所属していても大本営とか、天皇周辺とか文官ではないか。自己保身で国体の護持とか言っているようにみえる。実際に戦う人は戦争には慎重だと思う。文民統制というのも危うい。

④日本列島はすごいー水・森林・黄金を生んだ大地            面白さ(5点満点):☆☆☆☆

著者:伊東孝    出身地:宮城県        生年:1964年

出版年:2024年       出版社:中央公論新社   中公新書

コメント:日本列島の成り立ちから、豊かな資源ー水、塩、森林、黄金ーについて語っている。2万年前の最後の氷河期には海水面は現在より125m下がった。大陸と北海道、樺太、本州、四国、九州は一続きとなった。しかしその後海水面は上昇し、7000年前には現在と同じ高さになった。そして日本の東側の日本海溝は太平洋プレートが沈み込む場所で地震の巣である。300万年前にフィリピン海プレートの移動方向が変化し、太平洋プレートの沈み込む場所が西へと移動し、東北日本は東西に圧縮され、東から沈み込んだプレートの上面が深さ100キロに達した。沈み込んだプレートから放出された水に起因してマントルの一部が溶けてマグマが生じる。このマグマが地表に達したものが火山である。日本海溝から見て最初の活火山の列が火山フロント(前線)となる。プレートから放出された水がマントルの岩を溶けさせマグマを作り火山を作り温泉を生み出す。日本列島は上からも下からも水に恵まれている。

奈良時代に発見された砂金は、遣唐使が持参する朝貢品のおもなものとなり、漢籍・仏教経典・仏像・美術工芸品・薬物などの購入費に充てられた。日本は黄金の国というイメージを植え付けることになったという。金はまだ大陸と陸続きの時代に陸地に近かった海溝に沈み込んだプレートが高温で溶解したためだとか。

地震にかんしては幕末に日本に来た外国人が地震に驚いた様子が伝わっている。そして明治13年(1880年)の地震を経験したお雇い外国人の科学者や技術者によって1か月後に日本地震学会が設立された。

面白そうな所だけ簡単に紹介したが、鉄のこと、塩のこと、ゆたかな土壌のことなど面白い話が満載。当たり前に思っていたことを科学的に説明される爽快感があった。


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