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引っ越しました

最近のDXペディション雑感

2018-04-08 12:33:00 | DXペディション
先週からまたエアコンにあたり風邪をひいてしまい薬を飲んでも熱が37度以上あり、土曜日は家でおとなしくしていました。おかげで今朝はやっと平熱に戻りました。

さて、DXをやっている方は3B7Aの追っかけを楽しんでいることと思います。
このフランスチームは今回すべてSDRを使っての運用は初と銘打っていますね
今回のペディが本当にすべてSDRを使ったペディであるかよくわかりませんが・・・


彼らが今回採用したのロシア製のはSunSDR2Proでこれに今話題のSPE1.3FAアンプで1KW出力にしています 

余談ですがアンテナはVDA(バーチカルダイポールアレー)などすべてバーチカルのようです
参加メンバーのVincent/F4BKVはVP6DXでひし形VDAを一躍有名にした人物ですのでこのチームであれば当然でしょう

さて、最近のDXペディションを見ていて感じるのは当然ペディションに求められる軽量化という要素もあるのでしょうが、世の中の技術進展を踏まえてSDRトランシーバーが導入されるケースが増えてきたなということです

以前はJAのTXに比べて軽量化できかつ高級機レベルの性能があるエレクラフトのK3が使われることが多かったですが、最近のWチームによるペディションはFlexを使うことが多くなっているように思います


SDRメーカーはまだマーケットシェア拡大の時期のためサポートにも積極的なんでしょうね
一方であまりJAメーカーがサポートしているのは聞きませんねというか、ペディションというニーズに対してはJAメーカーはそれに答えるソリューションを提供していないといったほうが正解なのかもしれません

ここのところ海外から日本を見つめるような環境にいますが、例のスプリアス規制は米国でさえアマチュアで問題になっているのを聞いたことがなくアマチュアでたぶんこれを厳守しないといけないといっているのは日本だけのように見えます。

都会での人口密度などからは理解できなくもありませんが、ちょっとうがった見方をすると行政と業界が自らの既得権を守るために結託した官製談合のようにも思えてきます。こうやって、業界が買替需要で潤うのは市場が縮小傾向にある中での対応策として否定するものではありませんが、なんだか自動車産業における排ガス規制などでの税金優遇策と被るのは私の気のせいでしょうか?

世界がグローバル化してしまった現在においてまずは制約条件のないところでの全体戦略があり、その上で各市場での戦略があるべきです

日本に本社があるからと制約条件の多い日本市場を中心に考えるとガラパゴス化するのは、既に日本の総合電機メーカーが一世風靡した後にデジタル化の流れについていけず凋落した現実が証明しています

私のような無線業界に詳しくない人間から見ても大きな技術革新が進行しているのは明らかで、日本の無線機メーカーには同じ轍を踏んでほしくないと願うのみです


ここのところお空に出ることはめっきりなくなってしまいましたが、まだ具体的な計画はないもののペディションに向けた軽量化に思いを巡らせています
(カリブには一人で100Kg近い重量を毎回持ち込んでいましたので・・・)


とりあえずその一環でSunSDR2Proを手に入れて遊び始めているところです


コメント
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