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おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
山村暮鳥の
そんな詩を思い浮かべながら
ぼうっと雲を眺めている
ふんわりとやわらかそうなその手で
生まれたばかりの、いまは
春の赤ん坊を運んだりしているのだろうか
遠い日のどこかで
一片の雲みたいだった
どこへ流れ着くのかもわからないで
ふわふわと、空に憧れていた
いまは一本の木になって
白い雲を追っている
いつだったか、どこかのここへ
ぼくを運んできたのは誰だ
おうい、雲よ
この冬の野に放っておかないでくれ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
山村暮鳥の
そんな詩を思い浮かべながら
ぼうっと雲を眺めている
ふんわりとやわらかそうなその手で
生まれたばかりの、いまは
春の赤ん坊を運んだりしているのだろうか
遠い日のどこかで
一片の雲みたいだった
どこへ流れ着くのかもわからないで
ふわふわと、空に憧れていた
いまは一本の木になって
白い雲を追っている
いつだったか、どこかのここへ
ぼくを運んできたのは誰だ
おうい、雲よ
この冬の野に放っておかないでくれ
久しぶりに、この大らかな詩に出合えて嬉しいです!!
「好きなひとの名前は」・・・もいい詩でした~~ この詩も好きです。
コメントありがとうございます。
山村暮鳥の詩、のどかでいいですね。
こんな詩もありますね。
雲もまた自分のやうだ
自分のやうに
すつかり途方にくれてゐるのだ
あまりにあまりにひろすぎる
涯はてのない蒼空なので