日焼けはダメ

果物はよく日の当るところに生ったものが美味しいのです。

キウイフルーツもそうです。

よく日に当たると、果肉のグリーンは濃く、糖度も高くなります。

ところがあまり日に当たると、果実に生えている毛が取れてしまったり、ひどい時には果肉が傷む時があります。

こうなると商品価値がなくなります。

そうならないうちにする仕事があります。

日焼けしていない果実です。


少しわかりにくいですが、上の方の毛が白くなっています。

一番下の実は、毛も薄くなっています。

これ以上日焼けが進まないようにしなければいけません。

電話帳を切って、日よけを付けてやります。

これで日焼け防止になります。

でも日焼けをさせないようにと、つるを伸ばして棚下が暗くなるとダメなのです。

果肉のグリーンが薄くなり、収穫後の日持ちも悪くなります。

だから今、日よけを付けるのと、つるを切って棚下を明るくする仕事が、並行して行われています。