よしべや自然博物館

電視観望3年目に入りました。
相変わらず、通信販売とSNS頼りに頑張ってます。
天文未熟者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録117(さそり座 C69/NGC6302バグ星雲、NGC6281散開星団)

2023-07-24 05:00:00 | C天体

さそり座 NGC6302バグ星雲(C69、バタフライ星雲)、NGC6281散開星団

Ⅰ.NGC6302バグ星雲(C69、バタフライ星雲)

画像①UV IR-CUTフィルター使用、元ファイルよりVGA切り出し

NGC6302(C69)は、バグ星雲やバタフライ星雲とも呼ばれるさそり座の双極惑星状星雲。惑星状星雲としてして観測された最も複雑なものの1つとして、学術的な興味も持たれているようで、Wikipediaの記述も詳しい。HSTの画像は確かに美しい透き通った蝶に見える。小さな惑星状星雲ではあるが、FMA135でもかすかにその構造が写っている(左に向けてかすかにえびの尻尾のような突起2本)。

HSTの画像は必見ともいえる美しさ(日本語Wikipediaに掲載されている。資料12)。

*HST:ハッブル宇宙望遠鏡

画像②アスタップによるプレートソルブ、NorthUp回転等、アノテーション、VGA切り出し

画像③元画像より640×1000ドット切り出し

Ⅱ.NGC6281散開星団

画像④CLSフィルター使用、元画像よりVGA切り出し

NGC6281は肉眼でも観察できる明るさを持つさそり座の散開星団。たしかにFMA135のレベルでも明るく写っていて画像処理が比較的容易であった。星座ビノで見えるか確認しようと思う。

画像⑤アスタップによるプレートソルブ、NorthUp回転他、アノテーション、VGA切り出し

 

画像⑥ステライメージLiteによる観望位置

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

6)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

7)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒

8)Player One UV IR-CUT1.25”フィルター | 株式会社サイトロンジャパン

9)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

10)SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター

11)さそり座~Wikipedia

12)NGC6302~Wikipedia

13)Bug Nebula~StellaScenes

14)NGC6281~英語版Wikipedia

 
撮影データ
 
画像①
2023年7月11日
ベランダ観測所
さそり座 NGC6302双極惑星状星雲(C69、バグ星雲、バタフライ星雲)
FMA135+Neptune-CⅡ+赤道儀化AZ-GTi+IR UV-CUTフィルター
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
RGB24、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300
Exposure=4s×44rames=176s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示,Deepsky annotation、NorthUp回転、上下左右反転、Jpeg保存
Microsoftフォトで、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等
 
画像④
2023年7月6日
ベランダ観測
さそり座 NGC6281散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+赤道儀化AZ-GTi+CLSフィルター(SVBONY)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
RGB24、Area2712x1538、Offset=120、Gain=300
Exposure=4s×61rames=244s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示,Deepsky annotation、NorthUp回転、上下左右反転、Auto Correct Colors、Jpeg保存
Microsoftフォトで、スポット修正、色・明るさ調整、トリミング等