やわやわの富山人

健康の素はブログ綴り。
今日は東、明日は西と動き回っております。

立山信仰の布橋灌頂会

2011年09月24日 | Weblog
日本三霊山のひとつ立山・・江戸の世では立山は地獄と浄土が広がる「あの世」の世界だった。
立山信仰における儀式のひとつが布橋灌頂会(ぬのはしかんじょうえ)・・江戸の世は女人禁制の立山に女人が唯一この世からあの世に渡れる儀式だった。
僧侶を先頭に白装束で目隠しの女人が布橋を渡りあの世に入り身を清めたそうだ。
今日は2年ぶりに再現された「擬死再生」の儀式・・心の安らぎや癒しを感じる行事でした!
次は3年後の平成26年に計画されているがその時まで身心とも健康でありたいがそれは分からないネ!

全国から応募で集まった女人衆は布橋の手前にある「えんま堂」で目隠しをして僧侶に導かれ布橋へ

布橋・・右側の「この世」から左側の「あの世」へ渡る

女人衆がこの世から僧侶に導かれて下りてきた

布橋とは・・白い布が三列に敷かれている

橋の真ん中であの世から迎えにきた僧侶と女人衆を引導したこの世の僧侶が合流



目隠しの女人衆は合掌してあの世に渡って行った

あの世へ渡り終えて「うば堂」へ

暗闇のうば堂では僧侶たちが唱える「声明」という仏教音楽が・・さぞかし穏やかな気持ちだろう


儀式の最後はガラス壁のカーテンが上がり真正面に望む「霊山立山」に合掌・・ふたたび布橋を渡ってこの世へ戻る

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